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F.ショパン生誕200年、NHK夜のニュース番組の中で特集──「ショパン・イヤー」。S.ブーニン、特集枠内で出演

 昨夜(2月24日の夜)、NHK総合テレビジョンで放送された『ニュースウォッチ9』の中で、ショパンの特集が組まれているのが見えました。

 

 そういえば、今年2010年は「ピアノの詩人」との異名を持つポーランド生まれの作曲家、フレデリック・ショパンの生誕200年にあたる、いわば”メモリアル・イヤー(ショパン・イヤー)”───うっかりしていました(爆)

 

 

 残念ながら、今回『ニュースウォッチ9』内で組まれていたショパン特集、チラッとしか見ることが出来なかったのですが、ピアノを習っている子供たちの間でショパンの曲がよく弾かれていることがピアノ講師のコメント入りで紹介されていた(ように思うけれど・・・もし間違っていたら遠慮無くツッコミ下さい!)ほか、とあるピアニストも紹介されていました。

 

 その”とあるピアニスト”、パッと見だけでは、あぁ何処かの音楽大学のピアノ科教授か、程度しか思わなかったのですが、眼鏡をかけているその容姿、輪郭、目つき鼻つき・・・う~ん、何処かで見たことのあるような顔つきをしている。

 

 もしや、ショパン国際ピアノコンクール優勝者にして、旧ソ連邦を命辛々脱出して西側世界に定着したという、あの「スタニスラフ・ブーニン」では!

 

 

 その通りでした(笑)

 

 

 ちなみに”旧ソ連邦を命辛々脱出して~”というのは、ブーニン自身が著した書籍『カーテンコールのあとで』(主婦の友社)の中で触れられていることなのですが───それにしても、久しぶりにテレビ画面を通じて目の当たりにしたブーニン、すっかり中年の域に達していると思わせるような顔つきになっていますね。

 

 と、つい書いてしまうところだが、実は私もまた”アラフォー”の領域に入ろうとしているし(自爆)・・・

 

 とはいえブーニン、今回の特集の中で『小犬のワルツ』(だったような…)を披露、脂ののりきったところをも見せてくれていました。

 

 それにしても私自身、ブーニンの姿を目の当たりにするのは何年ぶりだろうか───そういえば、長らく彼の姿を見ていなかったし…

 

 

 ここのところオーケストラ作品を聞くのが殆どな私───せっかくだから、何かショパンの作品にも耳を傾けようかなぁ…

 

 そして、出来れば、聴くだけに留まらず、自分の手を使って表してみたい───う~ん、これはちょっとキツいかな(爆)

 

 

P.S.
 ブーニンの弾くショパンといえば、私自身の場合、EMI新譜として十数年前(?)にリリースされた『24の前奏曲(プレリュード)作品28』が一番印象に残っています。
 他のピアニストの演奏では、最初のハ長調(第1曲)の出だしに於いてフォルテ気味に弾くところを、ブーニン演奏のこの新譜CDではフェードアウトフェードインするかのような出だしで、且つしっとり感溢れた演奏を聴かせてくれています《「フェードイン」と「フェードアウト」を取り違えてしまっていました。お詫びして訂正いたします》

 そして、終始、叙情感たっぷりに弾いているような印象を抱いているところなのですが───思うに、どうやら作品を構成している一つ一つのプレリュードが各々内包している”気持ち”とでもいうか心理的特徴とでもいうか・・・それをもブーニンは自らの演奏を通じてきちんと表出させているためなのでしょう。

 

 

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コメント

ショパンはポピュラーな曲がようけあってしかもわかりやすいですからね〜
で、我が国でそれほど過熱するかな、4年前のモーツァルト・イヤーも1991年ほど盛り上がらへんかったみたいやし。
シューマンやマーラーはどうでしょね。

P.S.の中にある「フェードアウト」、これ「フェードイン」では?

 ポケット保持さん、こんばんは。

 徐々に音(映像)を出していく技法は「フェードイン」でしたか──早速のご指摘ありがとうございます。
 本文中にて訂正させて頂きました。

 1991年のモーツァルト・イヤーの時は確かに凄かったですね。
 今年の場合、5年に1度開催されてきているショパン国際ピアノコンクールの開催年(今回で16回目)にもあたっていたりする等、それなりに盛り上がるとは思いますが───う~ん、どうなることやら(笑)

 ま、とりあえずは楽しみにしていようと思っています。

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