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ボルティモアに心血注ぐJR東海、カリフォルニアに参入するJR東日本──米国高速鉄道プロジェクトに絡む受注合戦

 久しぶりに日本の新幹線技術(リニア技術を含む)の海外への売り込みについて書きます。

 

 今回はアメリカで進行中の高速鉄道プロジェクトを巡ってのことです。

 

 オバマ大統領の肝煎りで、初年度にアメリカ回復再投資法〔American Recovery and Reinvestment Act (ARRA)〕から80億ドル拠出して進められることになっている国家プロジェクトです《尤もこのプロジェクトに対しては、国全体で人口密度の低いアメリカにはなじまない等といった反対意見も存在しますが→『無駄な鉄道に突っ走るオバマ政権』とか》。

 

 

 1月下旬にJR東海が、高速鉄道プロジェクトが策定されたアメリカに対する売り込みを巡り、新幹線技術一式(N700-I Bullet)についてはフロリダ州「タンパ~オーランド~マイアミ」間を初めとする4つの路線に、またリニア技術一式(SCMAGLEV)については「ワシントンD.C.~ボルティモア(メリーランド州)」間を初めとする3つの路線に、それぞれ照準を合わせていることを当ブログでもしゃべりました。

 

 その後、今月に入ってからは、「N700-I Bullet」に関しては、オバマ大統領が高速鉄道プロジェクトに係る予算配分について発表した場所(ダンパ)を擁するフロリダ州に、そして「SCMAGLEV」に関しては首都ワシントンD.C.を起点にボルティモアに向かう路線に、それぞれ的を絞って商談を進めてきている模様。

 

 このうち、「SCMAGLEV」の売り込み先として照準を合わせている、ワシントンD.C.からボルティモアにかけての路線についてはメリーランド州にある「ボルティモア開発公社」が去る4月16日に「2017年のリニア開業を目指している」と表明していることが報じられており、これに先立って、去る4月9日には国際協力銀行(JBIC)が、JR東海と同社の調査委託先である「US-Japan MAGLEV」の両関係者の出席も得て、この開発公社と今月中旬に入ってから交渉を始めていることを報じています。

 

 JR東海と「US-Japan MAGLEV」によるリニア技術などの説明、そしてJBICによる海外プロジェクトに対する融資とそれに向けて国が政令改正する方針であることを伝えたのに対し、ボルティモア開発公社は深い関心を示していたとのこと。

 

 このボルティモア開発公社は1990年代よりリニア・ネットワーク構想を温めてきており、将来はボルティモアから更にニューヨークを経由してボストン(マサチューセッツ州)まで路線を延ばす計画を持っているそうです。

 

 ただ、ボルティモア開発公社が開業時期として、東京と名古屋を中央線ルートで結ぶリニア中央新幹線の開業予定時期(2025年)より早い時期を表明していることに対し、JR東海内部では「リニアの営業運転に於ける技術確立には時間がかかる」などといった慎重な意見も出されており、今後の交渉でどのような結論を得るのかなどに注目が集まりそうなところですね。

 

 なお、このリニア売り込みに絡んで、JR東海では、5月下旬に来日が見込まれているアメリカのラフード運輸長官を山梨県に所在するリニア実験線に招待し、高速性や安全性などの技術力をアピールして交渉を有利に進めたいとしています。

 

 

 ところで、アメリカの高速鉄道プロジェクトを巡っては、新幹線のライヴァルと目されているTGVを走らせているフランスやICEを走らせているドイツの他、最近では「和諧号」の中国や「KTX」の韓国も売り込みに参戦し、激しさを増しているとのことで、日本に於いても、鉄道通ともいわれる前原国土交通大臣が大型連休期間中に訪米してラフード運輸長官と会って改めて新幹線技術などの売り込みを行うことにしているなど、政府としてもバックグランドで日本の高速鉄道技術の売り込みに懸命となっている様子。

 

 そんな中、700系”カリフォルニア高速鉄道仕様”車両というウソ電を自らの公式Webサイトに掲載しながらも結局JR東海が今年1月下旬に発表した売り込み先候補から外されてしまったカリフォルニア高速鉄道計画に、去る4月17日、JR東日本が受注に向けて参戦を検討していることが明らかとなりました。

 

 正確には、既にこのカリフォルニア地区路線への売り込みをかけている日本連合(住友商事、三菱商事、川崎重工業、日立製作所など)にJR東日本が新たに加入する格好となっているみたいなのですが、鉄道事業者が日本連合のメンバーとして加わることで今後の新幹線技術の売り込みに一層の弾みがつくのでは、と期待されています。

 

 JR東日本では「はやて」型(E2系)車両を中国の高速鉄道向けに納入していて、現在もその製造元である川崎重工(車両カンパニー)を通じて中国に技術支援しているともいわれています。

 

 そのため、今回のカリフォルニア地区路線への受注合戦参入に際しても、これと同様の形態にて参入する可能性が指摘されています。

 

 正直言うと、私自身、アメリカの高速鉄道計画を巡る受注合戦にJR東海以外の日本の鉄道事業者や商社なども参戦するとは考えても見なかったことであり、昨日(4月27日)の午前中に放映されたFNNニュース(FNNスピークス)の中で報じられたアメリカ高速鉄道計画関連レポートの中で、カリフォルニア地区路線にJR東日本が参入するというのを知り、いつの間にアメリカ高速鉄道の受注合戦に参入してきていたの───と驚きを隠せませんでした。

 

 またもや私自身の世間知らずなところが露呈してしまった結果なのか、これは。

 

 それにしても、JR東海ではなくJR東日本がカリフォルニア地区路線を巡る受注合戦への参入を考えているということになると、同路線のプロジェクトをPRしているカリフォルニア高速鉄道公式Webサイトの最初に掲載されている、将来の同高速鉄道車両イメージ(合わせて2~3種類ぐらい)のうちの700系”カリフォルニア高速鉄道仕様”車両のところを、「はやて」現行車両であるE2系車両か、或いは来年(2011年)春に導入が予定されている「E5系」車両をベースにしたもの(というかこれらの車両にカリフォルニア高速鉄道塗装を施したもの)に差し替えてもらわなければ具合悪いような気がする───でも今の私、残念ながら、E2系(E5系)新幹線車両”カリフォルニア高速鉄道仕様”をウソ電として作れる能力と才能を持ち合わせていないし(悲)

 

 となれば、E2系・E5系両車両が写っている写真を素材としてカリフォルニア州高速鉄道局(CHSRA)に持ち込み、ウソ電作成を頼むしか無いのだろうか───でも私自身の今の極貧な語学力では到底覚束ないし(自爆)

 

 それはさておき、カリフォルニア地区路線は「サンフランシスコ~サンディエゴ」間、総延長約1300kmが計画されており、そのうちの第1期区間である「サンフランシスコ~ロサンゼルス」間約700km分(2020年頃に開業見込み)について、年内にも入札が開始される模様と報じられています。

 

 「はやて」型車両、或いはカモノハシをイメージした「E5系」車両がアメリカの大地を駆け抜けることになるのか───JR東日本を加えた日本連合の今後の動向に注視していようと思います。

 

 

 ということで、JR東海と「JR東日本を含む日本連合」が、今回、それぞれ独自にアメリカ高速鉄道計画を巡る受注合戦に参戦する格好となってしまっていますが〔こうした同じ国の異なるチームが別々に営業活動を行う状況が却って海外戦略の足かせになっているとの意見も存在→『日本の高速鉄道海外戦略の失敗』〕、何れにせよ、日本の新幹線技術がアメリカなどの高速鉄道プロジェクトを持つ国々で採用される時が来るのを、私もまたひたすら祈るばかりです。

 

 

P.S.(1)
 現在フロリダ州とメリーランド州(+ワシントンD.C.)で本格的な商談に臨んでいるJR東海でありますが、4月1日付で山田佳臣副社長を社長に昇格させると共に、2004年の就任以来「愛・地球博」開催年(2005年)を含む約6年間務めてきた松本正之社長が、大型プロジェクト推進を意識しての首脳部体制強化のため新設された”副会長”ポストに就くという新しいトップ人事が発表されています《→『JR東海社長に山田氏 「リニア着実に推進」』・『JR東海社長に山田副社長 若返りでリニアなど推進』》。

 

 

P.S.(2)
 今回扱いました、新幹線及びリニア技術のアメリカへの売り込みの話にちなんで、記事を書く過程に於いて、何かの拍子に見つけた動画を一つ紹介しようと思います。

 500系「のぞみ」(?)が通過する瞬間に大はしゃぎする外国人女性(白人女性→見た感じでは20代か?)をとらえた映像です。

 

 

 映像を見る限りでは、新幹線ホームに立っている1組のカップルのうちの女性のほうが、目の前を通過する500系新幹線車両(今は見られなくなりましたが…)に狂喜して、開始から「01:01」あたりで登場する男性に抱き付き、その後更に目の前を700系「レールスター」車両(7000番台)が通過するさまにまた狂喜しているのを、同行していた別の誰かが撮影していますね。

 

 それにしても、この若い白人女性にしてみたら「たまたま」の遭遇だったのかもしれませんけれども、こうして日本の新幹線の走りっぷりに狂喜してくれる外国人が存在するあたり、日本に住む鉄道好きの一人としては心強い限りです。

 

 

◎ 参照記事(本文中紹介分を除く)
700系とリニア売り込み、政府の支援必要 JR東海次期社長
新幹線売り込み米国に照準 ODA活用など政府支援がカギ
JR東海次期社長、米との契約急ぐ 新幹線受注へ政府と連携
JR東海社長、米運輸長官「リニア試乗を」
米運輸長官をリニアに試乗招待へ JR東海
→『米運輸長官をリニア試乗に招待 JR東海がアピール
米公社、リニア17年開業目指す JR東海の輸出協議先
リニア輸出、米公社と協議 JR東海など技術や資金調達説明
米高速鉄道 JR東、加州線参入へ
新幹線輸出、米社と提携も=葛西JR東海会長
政府:海外高速鉄道受注に本腰、米案件への取り組み強化
JR東海:欧州勢とほぼ互角、まずフロリダ決戦-米高速鉄道
韓国政府、米カリフォルニアの高速鉄道事業で受注狙う-毎日経済新聞
新幹線の海外進出に日本政府がグッと決心

 

 

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コメント

2012年6月現在、JR東海のリニアのアメリカ北東回廊路線への輸出に関しての最新情報を知りたいのですが。

 Yujiさん、こんばんは。
 約1ヶ月間お待たせしてしまい、申し訳ないです。

 私のほうにてネット上を探ってみた限りに於いては、残念ながら、目立った動きは見られないですね。

 フロリダ州に於ける新幹線売り込みの頓挫以降、JR東海による売り込みは膠着感を深めているような印象を禁じ得ないところです。

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