「サントリー1万人の第九」公式Web、今冬開催分(第28回公演)に張替──合唱団員の他、オケ楽団員も募集予定か
昨年(2009年)夏に協賛社サントリーがキリンとの経営統合交渉に入ったことでその存廃が気にかかったのもつかの間、今年の2月に交渉自体が決裂して水泡に帰したことで、とりあえずは存廃の危機から脱した、大阪に於ける「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」。
2月に例年通りスタッフミーティングが開催され、その後レストランに繰り出しての食事会で和気藹々に語り合っていたことが「万九」合唱指導者団の一員でバリトン歌手の有元正人氏が自ら開設しているWebサイト内にて紹介されているのを見るにつけ、とりあえず今冬は開催されるんだな、と心中安堵したことが記憶に新しいところですが・・・
そんな「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」の公式サイト───昨日(5月1日)、ぶらり立ち寄ってみたところ、何やら紅色ベースの新しいトップ・ページに置き換わっているのが目に飛び込んできて、思わずビックリでした。
尤も、現時点ではそのトップ・ページがアップされているのみで、これ以外のページについては何もアップされていませんでしたが───それと、協賛社サントリーのWebサイト内に作成されている「1万人の第九」特設サイトに関しては未だ昨年開催分のまま切り替わっていませんでした。
とはいえ、新しくなった「1万人の第九」公式サイトを目の前にして、まるで新しい1枚の壁新聞に張り替えられたかのような印象を抱いた私・・・
ところで、その、昨日更改された「1万人の第九」公式サイトによると、28回目を迎える今冬は、例年通り、12月の第1日曜日にあたる「12月5日(日)」に開催されることになっています。
その今冬開催分に係る合唱団員募集期間は「6月1日(火)~18日(金)」の18日間に設定されています───以前は6月最初の月曜日から第3月曜日までのちょうど2週間設定されていたところが、昨年の第27回公演分からは6月最初の平日から第3金曜日まで〔ちなみに「6月1日(月)~19日(金)」でした〕という期間設定方に変更されており、今回もそれを踏襲した格好となっています。
そして合唱団員募集要項の発表時期については「5月中旬発表!」としているのみとなっていますが、昨年の第27回公演では5月14日頃に合唱団員募集要項が発表されていたことから、恐らくは5月9日(日)に始まる週つまり来週の終わり近くぐらいの時期に発表されるものと推測されます。
加えて、昨日張り替えられた公式サイトのトップ・ページの中に「今年は、合唱団募集に加えて、オーケストラの一般募集もあり、あなたもいっしょに大阪城ホールのステージに立ってみませんか?」との文言が見えるところから、昨年に引き続き、今冬も、来月から始まる合唱団員募集とは別に、管弦楽を務める「1万人の第九オーケストラ」の楽団員一般公募も行われるものとみられます。
今冬開催分に係る合唱団員募集を巡っては、昨年まで大阪市内開講分レッスンクラスの大半で会場として使われていた阪急梅田駅茶屋町口近くに所在する梅田東学習センター体育館(梅田東学習ルーム特別研修室)が、建物自体の老朽化と、先月から着工された北ヤード再開発エリアと新御堂筋を結ぶ新たな幹線道路の工事着手のため、取り壊されることになったと、「1万人の第九」合唱指導者団の一人から(知り合いの「第九」合唱仲間経由で)と「2ちゃんねる」筋からの2ルートを通じて明らかとなっており、当ブログに於いても、烏滸がましくも、その代替となりうる施設について幾つか提示していますが、果たして何処の施設が新たにレッスン会場として採用されることになるのか、凄く気になるところです。
なお、毎日放送(MBS)携帯サイト『MBSモバイル』内に於いては未だ「1万人の第九」公式サイトはアップされていませんでした。
このゴールデンウィークが明けると、師走の・・・というか「第九」の季節の足音がどこからともなく聞こえてくることでしょう───勿論、ベートーヴェン「第九」は年の暮れにやるものと決まっているわけでは無いんですけどね・・・「第九」日本初演の地・徳島県鳴門市に於いて、その「第九」日本初演が行われた時期に合わせて、同市などの主催で開かれる『ベートーヴェン第九交響曲演奏会』とか。
でも、西洋古典音楽のふるさとであるヨーロッパに住む人々をも呆れさせるぐらいに年末期に集中してベートーヴェン「第九」演奏会が日本国内各地で開かれるというのも、それが年末期の風物詩であり、変な話、いまの日本の文化の一つであると誇りに感じてしまう私は、やはり変人かなぁ・・・・・・
ま、今冬はどんな内容で開催されるのか、楽しみに待っています。
P.S.(1)
「1万人の第九」昨年開催分(2009年、第27回公演)に係る『10000人の交換絵日記2009』は、現在もサイト自体残留しています《→『10000人の交換絵日記2009』》。
更新停止となった昨年の大晦日までにアップされた幾つもの動画も健在ですので、昨年合唱参加された方は勿論のこと、今冬合唱参加を検討されている方(特に初めて合唱参加をお考えの方)も、現在の「1万人の第九」というイヴェントの雰囲気などを掴む意味で、是非ご覧になるとよろしいかと思います《勿論記事本文も併せてね…》。
P.S.(2)
『今年もよろしく』というブログ内記事が伝えるところによると、「1万人の第九」公式サイトについて、4月下旬には既に今冬開催分のヴァージョンに張り替えられていたのだそうです。
昨年(2009年)の場合は5月中旬頃に初めて公式サイトの張り替えを確認したように覚えていますので、それから考えると、約半月前倒しされているような印象を受けるところです。
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