「第28回サントリー1万人の第九」合唱団員&オケ楽団員募集要項、同時発表…公式Web差替。共に6月1日受付開始
毎年12月の第1日曜日に大阪城ホールに於いて開催されてきている「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」〔佐渡裕指揮〕の、今冬開催分(第28回公演分)の公式サイトが昨日(5月19日)の夜に差し替えられ、同時に合唱団員募集要項などがアップされているのを確認しました。
今年は「6月1日(火)~18日(金)」の期間で応募受付が行われる合唱団員募集に関して、昨年開催分(第27回公演)からは殆ど動きはないと考えても良さそうなところですね。
レッスンクラス総数、及びレッスンクラス毎の会場配分については昨年と変わりありません。
今年の場合は、知り合いの「第九」合唱仲間を通じての情報などから、先月から工事に着手している大阪駅北ヤード再開発地域一帯と新御堂筋とを結ぶ新市道建設に絡んで、建設予定地にかかり、レッスン会場として最も多く使われてきている梅田東学習センター体育館(梅田東学習ルーム特別研修室)が取り壊されるらしいことを知るところとなったわけでありますが、同体育館と同じく取り壊し或いは移転の対象とされている新阪急ホテルや阪急梅田駅茶屋町口(三番街高速バスターミナル)などが一向に移転などの動きを見せず、どうなっているものか気にかかっていましたが、とりあえず今冬開催分については今まで通り梅田東学習センター体育館が使えることになり、今回のレッスンクラスの編成に至っています。
その一方で、例年11月下旬から本番直前の時期に組まれている「佐渡裕特別レッスン(佐渡練)」に関して、今年は大阪開催分が昨年比で2日減の4日間とされており、このあたりで、客席数(キャパシティ)の多い豊中市民会館か尼崎市に所在するアルカイックホールを集中的に押さえる可能性が高いように思えるところです《ちなみに佐渡練の会場として採用された回数は豊中市民会館のほうが多く、アルカイックホールは昨年開催分に係る佐渡練に於いて初めて使用された模様》。
尤もコスト面をも考慮に入れるのであれば断然豊中市民会館ということになるだろうか───何しろ尼崎アルカイックホールの場合、豊中市民会館と比較して、客席数にして200席あまり多いものの〔豊中市民会館「1580席」・アルカイックホール「1820席」〕、ホール使用料金は同一曜日・時間帯に於いて1.4~1.5倍程度の格差がありますから《豊中市民会館の土休日全日「180,000円」、アルカイックホールの土休日全日「262,710円」(何れも使用許可時間は「09:00~22:00」で、豊中市民会館の表記使用料金額は申込者が豊中市外在住者である場合の金額)》。
とはいえ、佐渡練の会場としては梅田東学習センター体育館も使われてきていて、以上記した今年の佐渡練のことなどから考えれば、今年は梅田東学習センター体育館もレッスン会場として押さえることはできたのだけれども来年はわからないよ、というメッセージにも受け取られ無くもないところだろうか───勿論この受け取り方が正しいのかどうかは定かでありませんが〔単なる主催者(毎日放送)側によるコスト削減策によるものである可能性も有り〕、レッスン会場として使われている文化施設に関して何らかのメッセージを発しているような気がしてならないところが正直あります《とても微弱なメッセージですけどね…》。
先にも記していますように、大阪駅北ヤード再開発地域と新御堂筋とを結ぶ新しい市道建設に絡む梅田東学習センター体育館の今後の処遇については、阪急梅田駅とその構内に置かれている三番街高速バスターミナルや新阪急ホテル、ヤンマー本社ビルなど、建設予定区間にかかる建造物各々の処遇とリンクしているところが当然ありますので、これからも情報収集旁々それらの動向を見守っていくつもりでいます。
蛇足ながら、今冬開催分に係るレッスンクラスにまつわるデータを以下に示します。
【レッスン開講時期】 ◎ 最も早く開講するクラス ● 総合 「東京金曜」クラス 《8月13日開講;※1》 ● 6回クラス(経験者向け) 「大阪6」クラス 《8月21日開講》 ◎ 最も遅く開講するクラス ● 総合 「大阪3」クラス 《9月16日開講》 ● 12回クラス(初心者向け) 「東大阪」クラス 《9月2日開講;※2》 【レッスン閉講時期】 ◎ 最も早く閉講するクラス ● 総合 「大阪6」クラス 《11月13日最終回授業》 ● 12回クラス(初心者向け) 「大阪E」・「大阪F」両クラス 《11月20日最終回授業》 ◎ 最も遅く閉講するクラス ● 総合 「大阪B」・「神戸」両クラス 《11月30日最終回授業》 ● 6回クラス(経験者向け) 「大阪1」クラス 《11月29日最終回授業》 |
【記事】 ※1=初心者向け”12回クラス”群に於いて、東京都内開講分を除けば「神戸」クラスの”8月17日開講”が最も早く、更に大阪市内開講分に限れば「大阪D」クラスの”8月18日開講”が最も早い ※2=初心者向け”12回クラス”群に於いて、大阪市内開講分に限れば「大阪G」・「大阪H」両クラスの”8月29日開講”が最も遅い |
上表から、最も早く開講するレッスンクラスと最も遅く開講するレッスンクラスの両開講日の時期的格差は「34日」となっています。
そして、初心者向け’12回クラス”に限った場合の時期的格差は「16日」(関西圏内開講分に限った場合)、経験者向け”6回クラス”に限った場合の時期的格差は「26日」ということになります。
合唱団員募集関係では、以上記してきたレッスンクラス関連を除けば、参加登録費の金額も含めて、殆ど変わっていません。
敢えていうならば、個人で郵送(往復ハガキ)にて参加を申し込む場合、往復ハガキに記すべき必要事項の中で、昨年まで「電話番号(携帯併記)」とあったのが今年は「電話番号」・「緊急連絡先(携帯など)」に分かれている程度でしょう。
ただ、その個人参加で往復ハガキによる郵送で申し込もうとする場合、「1万人の第九」公式サイトに於いては、昨年までは合唱団員募集要項ページのところに記入見本(サンプル)も含めて併記されていたところが、今年は別ページとなっていますので、その点の注意は必要ですね《『インターネット申し込みの流れ』(合唱団員募集要項ページに接続)・『よくある質問』両ページからアクセス出来ます》。
尤も往復ハガキにより応募する場合、「万九」公式サイトとは別に、応募受付期間に入る直前ぐらいの時期に関西圏内(首都圏内も?)に於いて発行されている全国紙の紙上にほぼ一斉掲載される「万九」合唱団員募集広告の中でも告知していますので、そちらを見ながら申し込むことも有りですけれども・・・
ところで「1万人の第九」では、昨年から、合唱団員とともに、管弦楽を務める「1万人の第九オーケストラ」の楽団員の一部についても一般公募を始めています。
オケ楽団員公募初年となった昨年は合唱団員募集が終わる頃に楽団員募集要項が別途アップされ、8月初旬まで応募受付がなされていたのですが、2年目となる今年は合唱団員募集要項と同時に楽団員募集要項もアップされ、受付期間も「6月1日(火)~30日(水)」〔期間内必着〕と、合唱団員募集に係る応募受付と時期をほぼ同じくしている格好となっています。
また、2次にわたるオーディション(審査)のうち実演(ライヴ)形式によって行われる第2次審査について、今年は関西地区(兵庫県立芸術文化センター内リハーサル室)に加えて東京地区にも会場を別途設定して行われる予定になっています。
そして、2次にわたるオーディションに合格して晴れて楽団員として採用された後、所定の練習を経て出演を果たした場合に本番前日(総合リハーサル)と当日の2日間について日当で出演料が支払われることになっていますが、この日当額が昨年比で1日あたり2千円アップされています《ちなみに今冬開催分に於ける1日あたりの日当額「5,000円」》。
昨年と同様、事務局にて設定されたオーケストラ練習日〔今年は11月29日(月)から公演本番当日(12月5日)にかけての期間の中から数日間。日程詳細については調整中〕への出席の目処がつきさえすれば年齢に関係なく応募への門戸が開かれていますので、特にアマチュア・オーケストラ(地域或いは職場内で組織されているオーケストラとか)の楽団員の人たちにとっては、めいめいの楽器にて「万九」に参加出来る、またとないチャンスといえるところでしょう。
なお、現時点で、協賛社サントリーのWebサイト内に特設されている「1万人の第九」Webサイトについては差し替えがなされておらず、また主催者・毎日放送(MBS)の携帯サイト『MBSモバイル』に於いては「万九」公式サイト(今冬開催分)自体まだアップされていません。
とはいえ、そろそろ年末期のことを考えておいたほうがいいのかも───ちょっと気が早いかもしれませんが。
P.S.(100530追記)
本記事掲載時点では毎日放送(MBS)の携帯サイト『MBSモバイル』に於いて「1万人の第九」モバイル版公式サイトのアップが確認出来なかったのでありますが、昨日(5月29日)にアップされているのが確認出来ました。
ただ、掲載位置が昨年までと変わっています。
私の記憶が間違いなければ、昨年開催分(2009年。第27回公演)までは『MBSモバイル』トップページに直接「万九」公式サイトへのリンクが張られていました。
それが、今年に入ってから『MBSモバイル』自体のサイト構造の根本的な見直しが行われたためなのでしょうか〔わからないけど…〕、今冬開催分では、PC版「万九」公式サイトの掲載位置と同じく、『MBSモバイル』トップページに続く『イベント情報』ページ内に「万九」公式サイトへのリンクが設定されているのが見えました。
『MBSモバイル』自体は、今更いうまでもないことですが、各携帯電話キャリア認定の公式サイトに登録されている模様ですので、各キャリアで用意されている公式サイト・ポータル(ドコモの場合は「iMenu」)から辿るか、或いは毎日放送Webサイト内に設置されている『MBSモバイル』から手持ちの携帯電話を使って直接URLを入手するか・・・の何れかによりアクセス出来ます。
アクセス後は、トップページ下部に見えるリンク集合エリアの中の「イベント」をクリックし、表示された『イベント情報』ページの下部に「1万人の第九」リンクが見えますので、そこをクリックすることでモバイル版公式サイトにたどり着くことが出来ます。




なお「万九」モバイル版公式サイト自体の構造はほぼ昨年通りです。
あと、インターネット普及以前からの合唱団員募集告知手段である”新聞紙上(全国紙の関西圏内発行分に限る)への募集広告掲載”については、これまでのところ、当方自宅で購読している朝日新聞に関しては掲載されていませんし、今日付の朝刊にも掲載されていませんでした。
応募受付開始前日にあたる明日(5月31日)付けの朝刊か夕刊には掲載されるだろう───今はそう期待しています。
<(_ _)> ありがとうございます。応援よろしくお願いします <(_ _)>
←ソーシャルブックマークです
←ランキング参加中。各1クリックご投票を!
【関連記事(その他「第28回1万人の第九」関連)】
「「第28回サントリー1万人の第九」スタッフミーティング開催…サントリーとキリンの経営統合交渉難航。今日にも結論?」
「「サントリー1万人の第九」レッスン会場の一つが取り壊し?…梅田東学習センター体育館。代替の文化施設を物色か」
「「サントリー1万人の第九」公式Web、今冬開催分(第28回公演)に張替──合唱団員の他、オケ楽団員も募集予定か」
「合唱団員&オケ楽団員受付開始…「第28回1万人の第九」。同時に「第九ひろしま2010」合唱団員も《私も「万九」に》」
「Saxで音大を卒業した歌手・平原綾香、前半の舞台に…「第28回1万人の第九」第1部ゲスト出演者。MBSに危機感?」
「新聞に合唱団員募集掲載無し?…第28回「サントリー1万人の第九」。公式Webへの募集要項掲載と同時に掲載済か」
「梅田東学習ルーム体育館取り壊しは数年先?…「1万人の第九」レッスン会場。市道拡張計画頓挫か《新阪急ホテル》」
「「第28回サントリー1万人の第九」合唱団員募集の抽選結果をOperaブラウザで閲覧…プレビュー機能使って段階的に」
「「10000人の交換絵日記」に初心者向けサポートコーナー …「1万人の第九」公式。「第九ひろしま」自主練教材にも?」
「応募総数「13,159人」。平原、「第九」第3楽章を基に新曲発表か──第28回「1万人の第九」。当日予報は好天と発表」
「ベートーヴェン「第九」週間?───今夜は”N響第9”、明日は「1万人の第九」ドキュメンタリー」
「今年も録画済…「サントリー1万人の第九」ドキュメンタリー。JNN基幹局除くTBS系列4局でも放映予定《東北地方も》」
「第28回「サントリー1万人の第九」ライヴ収録DVD、私のところにも・・・」
「『1万人の第九meets平原綾香~フロイデ×ジョイフル~』を見て・・・昨年開催「第28回1万人の第九」ドキュメンタリー」
「「第九」解説に合唱・オケ練習風景、そして本番模様…第28回「1万人の第九」ドキュメンタリー・BS-TBS放映版のこと」
「「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」第28回公演のライヴ収録DVDのこと・・・あの頃の光景を再び」
【関連記事(「第九ひろしま2010」連動記事)】
「「第九」公演本番への出演要件についての考察──「第九ひろしま」中心に「1万人の第九」や「5000人の第九」にも」
「ベートーヴェン「第九」の歌詞で語尾に”-er(-r)”が来る単語の発音の事…「第九ひろしま」と「1万人の第九」を中心に」
「「第九ひろしま2010」公演チケット前売、本日開始・・・「第28回1万人の第九」に先立って。第1部はオペラアリア4曲」
【関連記事(「第27回1万人の第九」以前分関連)】
「大阪「サントリー1万人の第九」2009年(第27回)開催分の関連リンク集…2010年(第28回)開催分リンク集を兼ねる」
« JR西日本「225系」新型車両、近畿車輛出場して公式試運転…湖西線・永原折返。網干入区後にヒューズ蓋脱落判明 | トップページ | 指揮に円光寺雅彦、ソプラノ独唱に佐藤しのぶを招請か…「第九ひろしま」第26回公演。広島で募集告知CM放映開始 »
この記事へのコメントは終了しました。
« JR西日本「225系」新型車両、近畿車輛出場して公式試運転…湖西線・永原折返。網干入区後にヒューズ蓋脱落判明 | トップページ | 指揮に円光寺雅彦、ソプラノ独唱に佐藤しのぶを招請か…「第九ひろしま」第26回公演。広島で募集告知CM放映開始 »
コメント