JR西日本225系電車第5編成、近車出場…8月3日。後ろに阪和線系統向け5000番台車とN700系’さくら’車両控える
すっかり忘れていましたが、一部メディアで「来年(2011年)3月頃」とデビュー予定時期を報じていましたね。
北近畿エリアを走る電車特急向け新型車両「287系」のデビュー予定時期とタイミング的には同じ感じとでもいうか・・・
そんな新しい近郊型車両「225系」の、東海道・山陽本線(京阪神エリア…JR京都線・JR神戸線など)向けとなる基本番台車両の第5編成が、去る8月3日、製造元である近畿車輛から出場していたことがわかりました。
これは以下列挙のブログ内記事たちにより明らかとなったものです。
『225系第5編成出場』(★)
『・・225系出場』(☆)
『225系第5編成出場』
前回、去る7月22日に出場した第4編成では城東貨物線を吹田に向けて走行中にブレーキ系統のトラブルが発生したみたいで、急遽吹田工場入りとなってしまいましたが、今回は順調に公式試運転に移行できた模様で・・・
上の映像でも示されていますように、京都駅0番ホームを発車、山科方面へと走り去っていくのが見えます《湖西線にでも入ったのだろうか…》。
また、この225系電車の加速時に於いて聞こえてくるVVVFサウンドについてでありますが、ネット上で「321系と似ている」との指摘を聞き〔ブログ内記事★とか〕、早速その通勤型車両の一つである「321系」の加速時に於いて発するVVVF加速音について確かめてみたところ・・・
うん、確かに225系のVVVF加速音とそっくりですね(笑)
それにしても、今まで気付かなかったんだろうか、このことを、私自身───勿論私も321系のお世話になったことのある一人なんですけれどもね(恥)
それはさておき、今回出場した225系電車第5編成について、シングルアーム式パンタグラフの取り付け方向は前回出場の第4編成、そして前々回の去る7月1日に出場した第3編成と同一となっていました。
以下に示す3つの動画は、何れも近畿車輛の出場線に留置されている、第3編成~第5編成の何れも出場直前の姿をとらえた映像───特に屋根部分を注目してみて下さい《パンタグラフ設置箇所が現れたところで一時停止ボタンにて一旦再生を止めてからご覧になられたほうがよろしいかもしれません》。
3本目動画に映っている第5編成の屋根上に見えるシングルアーム式パンタグラフの設置方向が、第1編成と同方向に設置されている第3編成、そして第4編成と同一になっていることがおわかりになるかと思います。
やはり、第1編成から第3編成にかけて、編成ごとにパンタグラフの取り付け方向を変えていたのは様子見(というかお試し)のためであることが、これでほぼ確定ですね。
唯一反対方向に取り付けられた第2編成の去就が気になります・・・
それと、先に示した京都駅0番ホームから発車する第5編成のVVVF加速音についてですが、第1編成や第2編成で聞かせてくれているような、前記の321系とよく似た高音域を伴ったVVVF加速音が聞こえてきていました。
去る7月1日に出場した第3編成では、第1・第2両編成で聞かせてくれていたVVVF加速音、特に高音域の音が出ていなかったのですが───いや、正確には高音域と呼べる音も発していたでしょうけれども、第1・第2両編成で聞かせてくれているような高音域の音とは異なるピッチの音を発していた、と言うべきなのか・・・
そして今回出場した第5編成のVVVF加速音が第1・第2両編成で聞かせてくれていたそれとほぼ同じものになっているところから考えると、第5編成に於いては最初に採用されたVVVF制御ユニットを再び搭載した可能性が高そうな気配を感じるところです。
なお、前回出場した第4編成については、吹田あたりでブレーキ系統のトラブルが判明するまでに収録された走行動画が存在しないこと、そして未だに急遽入場した吹田工場から出場したとの情報が未だ入ってきていないことなどから、現時点に於いて、何れのVVVF制御ユニットを搭載しているのかは皆目わからないのが現状です。
何はともあれ、第3編成に搭載されているVVVF制御ユニットは、これもどうやらお試しの意味で、第1・第2両編成に搭載されているものとは異なるものにした可能性が考えられるところですね《そのあたり定かではないけれども…》。
前出のブログ内記事☆などでも指摘されていますように、近車に於いては今回の第5編成出場により東海道・山陽本線(京阪神エリア)向けの225系電車基本番台の製造は一段落した模様であり、今後は阪和線・関西空港線等向けの225系5000番台車両の出場が近日中に始まるものとみられます《具体的な日取りまでは現時点で情報が無いためわかりませんが・・・》。
また、近車敷地内では山陽・九州両新幹線直通列車「さくら」向けN700系”青磁”仕様量産車両(保有先不明)の製造が進捗しているとの情報も入ってきており〔→『近畿車輌の動き(動画)』〕、こちらも秋頃には出場できるのではないかと思うところです。
次はいよいよ阪和線系統向け225系5000番台車両の出場───これでは、当面、徳庵に所在する近畿車輛の工場から目が離せそうにはありませんね。
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これだけ車両が早く落成して、来春まで遊ばせるとはもったいない話ですね。
キハ189系も5ヵ月前倒ししていますし…
投稿: ああああ | 2010年8月 8日 (日) 01時52分
「ああああ」さん、こんばんは。
仰るとおりですね。
”来春”というのは一部メディアによる報道によるものであり、現時点では運用開始時期についてJR西日本から未だ公式な発表がありませんので、余計にもどかしいところがあります。
まもなく阪和線系統向け5000番台車両の最初の編成が落成そして出場となる中、今は静かに待つしか術がないところですね。
投稿: 南八尾電車区 | 2010年8月10日 (火) 02時16分