225系5000番台、側面帯も付されて出場近し?・・・阪和線系統向け。外観は現用の223系0番台・2500番台踏襲か
珍しく海外(トルコとオーストラリア)の鉄道ネタが連続しましたので、今回は地元関西の鉄道の話題を・・・
JR西日本の新しい近郊型電車「225系」の、阪和線系統〔阪和線・関西空港線・きのくに線(紀勢本線)〕に於ける快速列車(「関空快速・紀州路快速」など)向けとなる5000番台車両が完成の段階にきているとの情報が入ってきています。
東海道・山陽本線京阪神エリア(JR京都線・JR神戸線など)向けとなる225系基本番台(0番台)車両の第4編成が出場した去る7月下旬頃から、工場敷地内屋外スペースの少し奥まったところに阪和線系統向け5000番台車両が姿を見せるようになりました。
当初は車体側面に帯は無く、乗降口扉と側面窓の間の空白部分がライトグレーっぽい色で埋められているのが見える程度でした。
あ、先頭車両先端に見える、乗降口扉と乗務員用扉の間の空白部分のところにJRロゴが入っているのも見えました───けれどもそのJRロゴ、何度眺めてみても水色に見えるのです。
何だかJR四国の車両みたい・・・尤もJR発足後にデビューしたJR四国の車両には、阪急や阪神、近鉄など大手私鉄でよく見かける4桁の数字のみ与えるようになってきているので、「クモハ225…」と付番される時点でJR四国の車両では無いことがわかるようなものですが。
8月に入っても車体側面に帯が入らない状態の続いた225系5000番台車両でしたが、8月4日頃から、その5000番台車両の車体側面にも帯が入り始めた旨の報告がネット上にもたらされるようになってきました。
そして、車体側面に帯が入れられた5000番台車両の姿をとらえた写真画像を掲載したブログ内記事も出現してきています《当方で確認のとれているブログ内記事を以下にて列挙》。
『近畿車輛に行ってきました!』
『・・225系情報』(★)
・・・・・
先頭車両の前面部に帯の類が入れられていないこと、そして側面に入れられた帯の形態が「白+青」のグラデーションとなっていること───これらの特徴、阪和線系統に於ける「関空・紀州路快速」現用車両(223系基本番台・2500番台)と同じですね。
参考までに、その阪和線系統に於ける現用車両である223系基本番台及び同2500番台の外観を以下の動画3本にて───関連動画を『YouTube』から拾ってきました。
車体側面のみに帯が入れられていること、そして関西国際空港をイメージする「白+青」グラデーション帯になっているのが見えるかと思います。
こうした特徴が、今度阪和線系統で運用されることになっている5000番台車両にも受け継がれるわけですね。
前記で、乗降口扉と側面窓或いは乗務員扉の間の空白部分がライトグレーっぽい色で埋められていること、そして先頭車両前面部の乗降口扉と乗務員扉との間の空各部分には水色のJRロゴが配されていることを喋りましたが、「白+青」グラデーション帯の上に見える、このライトグレーと水色の取り合わせ、もしかしたら関空上空の空模様(青空と雲)を表現したものだろうか・・・
うっかりしていましたが、8月初旬までに都合5編成分出場した225系基本番台車両では8両1ユニットにて組成された上で出場させてきているのに対して、今度の5000番台車両では、対象となる「関空・紀州路快速」の現行運用実態に即する格好で、4両1ユニットにて出場となる模様。
前出のブログ内記事★が伝えるところによると、現時点で製造元である近畿車輛の工場敷地内で確認された225系5000番台車両から推測される、編成毎の組成方は・・・
クモハ225-5001 モハ224-5001 モハ225-5001 クモハ224-5001 |
クモハ225-5003 モハ224-5003 モハ225-5003 クモハ224-5003 |
クモハ225-5007 モハ224-5007 モハ225-5007 クモハ224-5007 |
そして、最初の編成に相当するであろう、車番で「5001」と付された車両により組成された編成(上記のうち薄緑地で表示された編成)について、車体側面に「白+青」グラデーション帯が施されているとのことです。
そんな、阪和線系統快速向け225系5000番台車両でありますが、その最初の編成の出場時期に関しても話題に上りつつある模様で、『225系の話題で』というブログ内記事が伝えるところによると、8月24日つまり来週の火曜日に出場となり、先に出場してしまっている225系基本番台車両と同じく、近車から城東貨物線などを通って吹田に抜けた後、湖西線・永原と往復して網干総合車両所(?)に向かうという経路で公式試運転を行う予定になっているのだそうです。
私自身、網干配置となる基本番台車両が網干に向かうのであればまだしも、恐らく日根野(日根野電車区)配置となることが予想される5000番台車両までもが公式試運転の後に網干に向かうのにはビックリでした。
勿論永原との往復に関しては異論はないのですが、往復後は配置先となるであろう日根野に向かうものとばかり思っていたのだから・・・
まぁ網干に至るお決まりの公式試運転経路によって初期故障の有無などを確かめる意図があるものとみられるでしょうけれども───トラブル無く無事に網干の基地に収まってくれることを祈るばかりです。
103系や113系、205系など、旧国鉄時代からの生き残りが多数残存する日根野電車区の車両配置が劇的に変わる時が、刻一刻と迫ってきています。
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