「阪急9300系電車=JR225系電車(=JR321系電車)」?───VVVF加速音のこと。背景にとあるメーカーの”影”
ここのところ、JR西日本の新しい近郊型電車「225系」などをネット上で追いかけてきているところでありますが〔本来ならば実地で追っかけるべきところなのですが…〕、その過程で、この225系車両のVVVF加速音をネット上を通じて幾度と無く耳にしてきています。
今更言うまでもないことなのですが、現在営業運転に入っているJR西日本の近郊型電車に於いて、最新型に位置づけられている223系電車の発するそれとはひと味違った感じの音の出し方をしています。
この新しい近郊型電車「225系」のVVVF加速音に関して・・・
約2ヶ月半前にこの225系電車の、東海道・山陽本線(京阪神エリア→JR京都線・JR神戸線など)向けの基本番台(0番台)車両の最初の編成が製造元の近畿車輛を出場した際、当ブログに於いても、その加速音がJR東日本のE231系近郊タイプ車両に於けるそれとよく似ている・・・と『YouTube』からE231系近郊タイプ車両関連動画1本を実例として引っ張りつつ紹介していました。
その後、225系電車の前面形状と似た顔つきをしていると紹介した、同じくJR東日本のE257系特急形電車基本番台車両(「あずさ」・「かいじ」向け)もまた、その加速音が225系と似ている、とも喋りました《尤も発車してから数秒間のみのことですが…》。
更に、今月に入ってから、225系基本番台車両の第5編成出場のことを記した際には、とあるブログ内記事を通じての指摘そ通じて、225系基本番台車両の運用先である東海道・山陽本線(京阪神エリア)を中心に運用されてきているJR西日本の通勤型電車「321系」のVVVF加速音と類似していることを知り、実際に『YouTube』に寄せられてきている321系電車関連動画を通じて確認したものでした。
次々と225系電車に纏わる新たなことを少しずつ知識として習得(??)していく中で、また一つ、新たな事実を目の当たりにしてしまいました。
昨日(8月5日)のことだったか───ここのところちょくちょく立ち寄らせてもらっているブログサイトの一つ、『けんまる鉄道通信』のトップページから見つけた『河原町駅で撮影(動画) 』というブログ内記事があるのですが、ここの掲載されている3つの動画(何れも当該ブログ管理人自身が撮影し『YouTube』にアップされているもの)のうちの3本目として掲載されている『阪急9300系9302F 河原町にて』というタイトルの動画を何気なく再生してみました。
そして、そこに映っている阪急9300系電車〔実際に映っていたのは第3編成(9302F)の河原町方先頭車両「9402」〕が発車していく際に発するVVVF加速音を耳にした途端、一瞬唖然となりました。
なんと、阪急と競合関係にあるJR西日本の、あの新近郊型車両「225系」の発するVVVF加速音とそっくりに聞こえたのです。
そして、まもなく、その私の目の前にある映像に映っている阪急の河原町駅地下ホームが、あたかもJR線のプラットホームであるかのような錯覚に襲われました。
尤もそれはほんの短い間でしたけれども───とはいえ私自身の感覚がおかしくなっていたのです《尤も私自身の感覚は世間一般といつもズレっぱなしですが…》。
何しろ、私自身にとっての、阪急電車の車両が発するVVVFの加速音と言えば、神宝線系統で運用されている8000系車両の発するVVVF加速音というのが、未だに頭の中にこびりついている有様なのですから・・・
今や古い存在といわれるかも知れませんが、私にとっては、長らくこの8000系電車の発する加速音が阪急電車のVVVF音として頭の中に定着してしまっていました。
尤も私の場合、過去の阪急電車利用履歴の大半を神宝線系統(特に神戸線)が占めていますが…
そのような状況の中で今回耳にした、阪急京都本線向け9300系電車のVVVF加速音。
長らく阪急京都本線に於ける特急用車両として、それこそ「老体に鞭打つ」が如く運用されてきた転換クロスシート車6300系の後継として誕生した、この3扉クロスシート車「9300系」が、まさかJR西日本の225系や321系とそっくりなVVVF加速音を発するとは・・・
尤も私自身の世間知らずなところが露見してしまっただけということもありますけどね(自爆)
で、このVVVF加速音の背景についてネット上にて調べてみると、この阪急9300系車両に搭載されている制御装置は「東洋電機製造製のIGBT素子VVVFインバータ」との旨の記載を見つけました。
一方、JR西日本の新近郊型車両「225系」とそっくりなVVVF加速音を発するとの指摘がネット上から挙がっている通勤型車両「321系」に搭載されている制御装置について同様に調べてみると、「三菱電機・日立製作所・東芝・東洋電機製造の4社による競作」となっており、4社間で仕様・性能面が共通するよう製造され、そして「WPC15」という型番が共通して与えられているそうです。
となると、225系電車に搭載されている制御装置については、恐らくは東洋電機製造も製造に関わっているであろう、前記321系電車に搭載の「WPC15」に近い(というか更に性能アップさせた)ものとなっているかも知れませんね《尤も現時点では具体的な製造元の名前は挙げられていませんが…》。
つまり、JR西日本の321系や225系(推定として…)に搭載されている制御装置もまた、阪急9300系電車と同様、多かれ少なかれ東洋電機製造の息がかかっていることがいえそうなところでしょう。
ちなみに、最初に225系電車のVVVF加速音との類似例として挙げたJR東日本のE231系近郊タイプ車両及び「あずさ」・「かいじ」向けE257系基本番台車両に搭載されている制御装置は「日立製作所製IGBT素子VVVFインバータ装置」との由───やはり、背景のところで異なっていますね(笑)
余談になりますが、「日立」といえば、阪急9300系電車全体の製造元も日立でしたね《尤も阪急車両の製造元としての「日立」の位置づけは、かつて阪急車両の製造を請け負っていたアルナ工機が鉄道車輌製造から手を引いた後、日立がその受け皿役を買って出たことによるものとなっていますが…》。
JR西日本の新近郊型車両「225系」の阪和線系統向け「225系5000番台」車両の落成&出場が待望されている中、JRと競合する阪急の車両の加速音がJR車両のそれと同じように聞こえたことにビックリの私。
これで、阪急線、特に阪急京都本線を見る目が変わってしまいそうかな───まぁ本当にそうなるかどうかはわかりませんが、学生時代などにしばしばお世話になってきた阪急に、また一つ新しいものを見いだしたような気がしました。
<(_ _)> ありがとうございます。応援よろしくお願いします <(_ _)>
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