【「第28回1万人の第九」;レッスン1】「大阪5」クラス開講──母音のみによる歌唱練習も。「第九」は330小節目迄
一昨日〔9月2日〕、「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」今冬開催分(第28回公演)に係るレッスンのうち、私自身の配属先である「大阪5」クラスに於けるレッスンが開講となりました。
ちなみに、昨年(2009年)開催分に際して受講したレッスンクラスと同じです。
阪急梅田駅・茶屋町口が面している道路を東方向に進んだ先の右手に見える梅田東学習ルーム体育館(特別研修室)を会場としており、授業時間は「18:15~20:15」となっているわけでありますが、この開始時刻である「18:15」が私にとっては鬼門で、同体育館以外をレッスン会場とする平日夜開講クラスの授業開始時刻や、昔私自身が受講した平日夜開講クラスの授業開始時刻である「18:30」と、どうしても勘違いしてしまうところがあります。
今回の初回レッスンを受けに行く際にも、見事に勘違いしてしまいました(自爆)
会場最寄駅までの乗車時間や駅からの徒歩に要する時間などを考えれば、開始1時間前には自宅を出るべきところなのですが、「18:15」の1時間前である「17:15」ではなく「18:30」の1時間前である「17:30」に自宅を出ればいいと思いこんでしまっていました。
昼食の支度(といっても朝食の残り物を温めるだけですが…)の最中に「1万人の第九」公式サイト内に掲載されているレッスンクラス一覧で自分が受講するクラスの時間などを改めて確認してみて、初めて「18:15」開始となっていることに気付くも、時既に遅し。
アツアツの昼食をフゥフゥ言いながら急いで食し、必要書類などを小さなカバンにまとめて半ば慌てて自宅を飛び出し、JR線(大和路線)に於ける自宅最寄駅まで自転車でダッシュ───当初は自宅最寄駅に設置の券売機で回数券を買って乗るつもりにしていましたが、遅れて自宅を飛び出したためそうする間も無く、やむなく手持ちのICOCAを改札機にタッチさせて停車していたJR難波方面行き電車に急いで乗り込む始末《結局回数券は帰り道に大阪駅中央きっぷうりばの一窓口で購入しました(大阪駅に設置の自動券売機では大阪環状線から続く大和路線の各駅に至る回数券の購入が出来ないため)》。
私にとっては実に約9ヶ月ぶりの大阪中心部行きとなった、今度のレッスン”通学”───夕方ラッシュ時間帯にさしかかりつつある時だけあって、車内はそこそこ混雑していましたが、精神面の問題などから半ば引きこもり状態にある私からすると、正直なところ、少し違和感を感じました。
とはいえ、そんなことを考えている暇はなく、新今宮駅に於ける関空特急「はるか」通過待ち合わせを経てレッスン会場最寄りである大阪駅に到着すると早足で改札を抜け、駅舎改築が進む大阪駅構内から阪急梅田駅構内を経由し、ヤンマーディーゼル本社ビル前を通って、会場となっている学習ルーム体育館に到着。
開始時刻を過ぎているはずですが、それでも5人程度の人が体育館玄関ロビーに設置された会場受付の前でたむろしているのが見え、それを確認しながら、私も正門から入って会場受付へ。
必要書類を受付スタッフに促されるままに会場受付デスクに提出しながら、チラリと横目を向けてみると、場内では「万九」主催者である毎日放送(MBS)のスタッフの一人が諸注意の説明を行っているのが見えました。
参加証など書類一式を受け取ると私も場内へと入り、会場最後部でその諸注意の続きを聞くも、1~2分ほどしたところでクラス担任の紹介に移り、昨年と同じく有元先生の登場と相成りました。
最後部に立っていた私でしたが、有元先生が姿を現す前後ぐらいにテノール領域のすぐ後ろに移動。
MBS側スタッフから引き継いだ有元先生───オープニングとして、自身の近況や、自身開設のWebサイトのPRなどをしていました。
ちなみに、その有元先生自身が開設しているWebサイトというのがこちらになります。
続いて有元クラスに於ける初回レッスン恒例”儀式”ともいえる過去「万九」参加回数別紹介に移り、最初に過去全回(27回)合唱参加者の挙手を求めたところ、アルト・パートで1人起立する人が見えました。
「万九」第21回公演以降は合唱団員募集は抽選制となっているはずなので、アルト・パートで毎回当選しているあたり、強運の持ち主といえそうかな・・・
参加回数別紹介が終わると、隣人とのあいさつ(先生が言うところの”名刺交換”)を経て、いよいよレッスンの前段階にあたる準備運動(ストレッチ)へ。
尤も、隣人とのあいさつに於いて、私自身はテノール領域の後ろのほうで一人ポツンと座っていたため、あいさつのしようがありませんでしたが・・・
ただ、残り時間の関係からだろうか、準備運動に於いて有元クラスの恒例にもなっている”隣の人の肩たたき”はありませんでした───これについては次回以降の準備運動の中で出てくることでしょう。
引き続いて行われた発声練習は3度と5度の各音階───このうち5度音階に関しては3種類の発声で行っていたのですが、既に有元先生のWebサイトの中に公開されているこの日の練習内容から、「アアア…」と「マメマメ…」と「隣のビヤガーデン」の3種類だったそうな《一部忘れかけていました…》。
なお、有元クラス最初の授業ということで、初めて有元クラスを受講する人向けに、「隣のビヤガーデン」に関する簡単な説明もありました。
いよいよレッスン本題へと入りましたが、初回ということもあって、今年の「1万人の第九」が目指すところ(というか目標)についての説明がありました。
「指揮者を見る(集中)」───とのこと。
数の上で聴衆を上回る合唱団員をどういう方向に向けるのか、それによってどのように聴衆へと歌声が届くのか・・・など、今年の狙いに纏わることの説明が色々と為されていました《記憶違いならばスミマセン(ご指摘歓迎します)》。
そして、それを身体にわからせるためと思うのですが、指揮者の動作と、それとセットで発声させるという練習も少し───私もやって見るも、なかなか思うように動かない(自爆)
今年の狙いに関する話の後は「第九」のレッスンへ───今回は最初の混声合唱箇所(Deine Zauber binden wieder,…)から行進曲への導入部に入るところの手前まで《330小節目まで。歌詞でいえば「… und der Cherub steht vor Gott.」まで》。
昨年あたりからか、「他のパートを知る」狙いから、その日初めて扱う箇所に於ける全パートについて全員で一度通しで歌わせた上でパート毎のレッスンに入るという方式が採られていますが、それに加えて、今年は母音のみによる歌唱もありました。
母音のみによる歌唱については、私も「万九」以外の場で一度体験しているのですが、これがなかなかうまくいかない。
この母音のみに夜歌唱について、有元先生(Webサイト)曰く「母音だけで歌い継いで行く。母音でビートを出して行く・・・アクセントがあるのは母音のところ。だから子音はその少し前の適切なところから出発する。これでビートが生まれる」と───つまり発音のアクセントを意識させるという狙いがあるということのようですね。
とはいえ、これは私自身も殆ど意識していなかった───ただ上手に歌えるための手段でしか考えていなかったような節があります(恥)
箇所別では、2つ目の合唱段落(「Ja, wer auch nur …」で始まる箇所)の中に見える「… nie gekonnt, der stehle …」とディミヌエンド(dim.)の関係について何度か繰り返し練習があったのと、続く3つ目の合唱段落(「Küsse gab sie …」で始まる箇所)の出だしの部分でやはり繰り返し練習が行われたことが印象に残っています。
特に3つ目の段落の出だしの部分───男女各高音域(S・T)は出だしから8分音符で推移するところなので、音程がちょっととり辛く、そんな中で歌詞発音も求められるわけだから、ここのところは私もなかなか・・・
なお、最後にこの日学習した箇所を通しで合唱し、初回レッスンは幕となりました。
休憩は「第九」最初の合唱段落(「Deine Zauber binden wieder,…」で始まる箇所)が終わった時点で、急遽設けられました《最初の段落が終わった後に有元先生がふと会場後方に備え付けの時計に目をやったところ、レッスン開始から1時間が経過していることに初めて気付いた様子で、そこからおもむろに休憩となった次第》。
その、急遽持たれた休憩時に会場後方で見た、各種掲示物を貼り付けるための”連絡ボード”と、各種配布物が置かれた折りたたみ机・・・
”連絡ボード”ですが、昨年まではホワイトボードが使われていたのですが、今年はチョーク書き式の黒板が使われ、そこにテープで掲示物を貼り付けるというやり方に変わっていました。
すぐ前に置かれた折りたたみ机の上に置かれている配布物の中には、大阪城ホールと川を挟んだ反対側に所在するニューオータニ大阪による、公演本番前日から当日にかけての宿泊プラン案内チラシなどがありましたが、昨年と同様、「1万人の第九」の2週間後に広島市内に於いて開催される予定となっている「第九ひろしま2010」のパンフレットも見えました。
けれども、その机の上に置かれていた「第九ひろしま2010」のパンフレット、昨年までのように関西向けに別途作成されたものではなく、広島県内に於いて配布されているものと同一のものになっていました《広島県内に設置された各レッスン会場の案内図も刷り込まれているものです》。
昨年の広島県外向け募集に於いて申込者数僅少で催行されなかったこと、毎日放送(MBS。「1万人の第九」主催者)や中国放送(RCC。「第九ひろしま」主催者)など放送業界全体がインターネット普及の煽りを受けて売り上げを減らすなどの苦境に立たされていることなどから、今冬開催分の合唱団員募集では、別途県外募集枠を設けず、広島に於ける募集に一元化させた・・・といえそうなところですね《つまり合理化ということ》。
そして「1万人の第九」レッスン会場にて配布されているということは、変な話、過去「第九」経験回数に関わらず「万九」今冬開催分のレッスンを受講している人であれば誰でも参加申込可能・・・とも解釈していいのだろうか。
何だか少しわけがわからなくなりました。
レッスン冒頭でMBS側スタッフの一人が言ったのか、或いは有元先生が言ったのか忘れてしまいましたが、この日のレッスン終了後に協賛社のサントリーから「鉄骨飲料」を1人についき2本配布するとの案内があり、場内が少し沸きました。
休憩中に見つけた、その「鉄骨飲料」の入ったケース(箱)。
レッスン後半の最中に、箱から取り出されて綺麗にセッティングされているのが見えました。
そしてレッスン終了後、事前案内の通り、1人2本ずつ配られていきました。
それにしても、「鉄骨飲料」自体は私も以前から耳にするところなのですが、なぜ今頃になって「鉄骨飲料」の配布なのか───ふとウィキペディアで「鉄骨飲料」について調べてみたところ、今年の3月に約11年ぶりのリニューアルが行われていて、この中では、120ml入り小瓶から200ml入りペットボトルへの変更(増量)や、カルシウム含有量の増量がなされているとのこと《→『特定保健用食品「鉄骨飲料」リニューアル』》。
そして、そのリニューアルに伴って約20年ぶりに「鉄骨飲料」テレビCMの制作・放映が行われた、とありますが、それから5~6ヶ月後に始まった「1万人の第九」レッスンの場での配布もまた、そのテレビCMに続くプロモーションの一環(いや実験台?)として捉えるべきものかも知れませんね。
何はともあれ、私も2本頂戴し、自宅の冷蔵庫内チルド室に入れて保管しています(笑)
次回レッスンは2週間後の「9月16日」───クラス全体写真の撮影が予定されています《「大阪5」クラスの予定表はこちらをクリック》。
2週間後・・・まだ厳しい残暑が続きそうだろうかなぁ。
※ 「大阪5」クラス・レッスン1公式記録はこちらへ
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