【「第28回1万人の第九」;レッスン6終】内輪の”おさらい会”で「第九」総復習。本番当日朝のスケジュールに変更有り
今年で28回目を迎える大阪の「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」。
今年の場合、公演会場(大阪城ホール)に於ける総合リハーサルが実施される本番前日(12月4日)に東北新幹線「八戸~新青森」間延伸開業という歴史的イヴェントをも予定されているとあって、鉄道好きの一人でもある私にとっては特別な1日となりそうな気配を感じます。
午前中に東北新幹線・新青森延伸開業を祝し、夕方に大阪城ホールで総合リハーサル───そんな過ごし方となりそうです《尤も実際どうなるかはその日になってみないと何とも言えないが…》。
で、28回目を迎える「1万人の第九」に係る、今年属する「大阪5」クラスに於けるレッスンもついに最終回を迎えました。
出演者用座席券交付を受けた5回目レッスンから2週間経過した去る11月25日───初回レッスンの行われた9月2日から数えて2ヶ月と23日後───泣いても笑ってもこれが最後となる6回目レッスンがありました。
この日はレッスン会場への行きしなに郵便局に立ち寄って自分自身の通帳記入を済ませようと考えていましたが、何やかんやしているうちに自宅を出たのはレッスン開始時刻の約1時間前。
JR線上の自宅最寄り駅に於ける電車の発車時刻を考えて、これは立ち寄る余裕無いな、と思うようになり、結局、どこにも立ち寄らず、自宅最寄り駅から電車に乗ってレッスン会場へと直行しました。
天王寺に出てからは大阪環状線・外回り区間を通って大阪へ《実際には新今宮にて大阪環状線・外回り電車に乗り換え》。
この天王寺からの外回り線区間については12月初めに尼崎で行われる「佐渡裕レッスン(佐渡練)」への出席のため利用する可能性があるものの、阪神線との乗り継ぎ駅となる西九条以北の区間については暫しのお別れ《特に何の用事も無い限り…》。
そのようなことを思いながら、新今宮で後続の上り関空特急「はるか」を待避し、西九条で阪神なんば線高架を眺めながら大阪に向かい、そしてレッスン会場である梅田東学習ルーム体育館(特別研修室)へと足を運んでいきました。
レッスン会場へと向かう途中には、毎回、阪急梅田駅茶屋町口や同駅三番街高速バスのりばからレッスン会場の体育館にかけて伸びる道路とその両側をつぶさに眺めたりしてきていますが〔主に信号待ちの間〕、9月のレッスン開始から2ヶ月半以上の間、特段何の変化も見られませんでした。
春口に耳にした、道路拡張などの話は頓挫してしまったのだろうか・・・
それはさておき、この日も少し開始時刻に遅れてレッスン会場に到着───それでも2~3人ほどのクラス生が体育館正門から入っていくのを目の当たりにし、少し安堵する私。
勿論、本来ならばもう1~2本早い電車に乗るなりしてレッスン開始時刻に間に合うよう会場入りするのが筋で、これまでの5回のレッスンの中でもそれが叶うチャンスはあったわけなのですが、私の場合、言い訳になってしまいますが、ここのところどうも”対人恐怖”なところが出てしまうところがあり、そのことが余裕を持ってレッスン会場に入るという行為自体を阻んでいたような気がしてならないところが正直あります。
精神面で問題を抱えているが故の悲しさとでもいうか・・・
しかしながら、陰には、合唱参加したくても抽選に漏れたがために合唱参加、いやそれ以前にレッスン受講すら許されなかった人たちが少なからず存在するわけであり、その人たちのことを思うと、気が重くなります。
私たち、抽選に漏れた人の分まで大阪城ホールのステージで歌い上げなければなりませんね《言うまでもないことだろうけれども…》。
レッスン会場である体育館の正門をくぐって靴を履き替え、玄関ロビー奥手に設えられた受付デスクにて今年最後の出欠チェックを受けて場内へ───中では準備運動の一つである「隣の人の肩たたき」が行われている最中でした。
それに続く「背伸び」から参加した私でしたが、その後に用意された「腰回し」の発展形(?)で「腰も手も頭も回す」という動作にはちょっと困惑───でも楽しかった(笑)
その後の「顔ほぐし」から徐々に発声練習へと入り、更に音階もつけられました。
この日の発声練習で付けられた音階は1音のみと5度音階(下方向片道と上から下への往復の2パターン)で、練習中、鼻のあたりから前方に響かせるような感じで声出しするようジェスチャーを交えて指示が飛びました。
私もそのようにやろうとするも、なかなか感覚が掴めず───鼻のあたりを震わせるような感じで声出しすればそれに近い形で声出し出来るように思ってしまうところがありますが、これが正しいかどうかは自信が持てないし。
発声練習の後は、先に第1部合唱参加曲のレッスンを10分弱ぐらいこなし、そのあとメインの「第九」レッスンへと移りました。
第1部合唱参加曲『Jupiter』のレッスンでは、主役(というかヴォーカル)を務める第1部ゲスト出演者でこの楽曲を持ち歌の一つとしている平原綾香の邪魔にならないように、ということで、3ページ構成となっている楽譜の2ページ目から3ページ目への譜めくりの練習が最初に1~2分程度かけて行われ、そのあとに合唱練習を行いました。
楽譜の2ページ目の右下に「静かにページをめくってください」と明記されていること、1万人の大合唱団が一斉にめくる音を立てれば目立ってしまう、等と諭されながら譜めくりの練習を行っていました。
譜めくり練習の後の合唱練習では、内容を確認しながら概ね淡々と進行していたかな・・・
続く本題の「第九」レッスンはというと、前回の5回目レッスンと同様、休憩を挟んで前半と後半の1回ずつの計2回、「第九」合唱部分の総復習(通し練習)を行いました。
このうち、前半では各々の自席に着席したままの状態で練習を行いましたが、段落ごとに区切られた各箇所に於いて、まずは普通に歌い、次には楽譜を閉じてもう一度歌わせるというやり方で進行───私の場合は初めから楽譜を手にしないまま声出ししましたが、自分が声に出した歌詞で正しいのだろうか、発音に問題はないのだろうか、時に不安になったり(というか首をかしげたくなったり)もしました。
一応私も「第九」合唱スコアを持っているわけだから(但し「1万人の第九」特製譜とは違うもの)、これまでのレッスンの中で持参して使えばよさそうなものを・・・
習慣付いていないことの現れですね(悩)
それはさておき、この前半の「第九」総復習に於いて、特に649小節目から652小節目までの間の部分(”二重フーガ”に入る直前の部分)のところで少し厳しめの注文が先生から出されました。
元々この部分を指して指摘されたわけでは無いみたいですが、要するに首を傾げたり笑ったりしながら声出しするのを戒める内容でした。
私も練習で合唱していてしばしば首を傾げてしまうので、耳が痛かったです(自爆)
そして、この「649小節目から652小節目までの間の部分」で繰り広げられる響きは神秘的なものである、という意味のことを力説していました。
この部分に限ったことでは無いのですが、例えば「Freude」と歌う際に恐い顔になってしまっていては「Freude」という歌詞(というか単語)の持つ意味と合いませんし・・・
私も人のことを言える立場では全然無いわけですが、歌っている内容と態度・表情は互いに合わせていないと、聴いてくれている人を惑わせてしまいかねないので、気をつけなければなりませんね。
そんなこんなで、他の部分は大したダメ出しも為されず、概ねスムースに前半の総復習1回目を終えました。
休憩を挟んで後半行われた2回目の「第九」総復習は、いわば内輪で開く”おさらい会”の形式で行われました。
クラス全体をほぼ半分ずつに分け、一方をステージ側に移動させて残ったもう一方のほうに顔を向けて「第九」合唱部分全体を通しで歌わせるというものです。
これは、5回目レッスンの後半で行った”シャッフル練習”と共に、有元クラスの恒例となっているものなのですが、今年は着席列の奇数と偶数の別で分けられ、奇数列に座っていたクラス生が先にステージ側に移動して歌いました。
ちなみに私の座っていた列は偶数列でしたので、自席にて先に奇数列グループが歌うのを見聞きしていました。
先発組(奇数列グループ)のスタンバイが終わると、私の着席位置からすぐ左手に見える位置に有元先生が椅子の上に乗り、ソロ独唱と指揮を始めました。
うん、コーラスのほうはかなり仕上がってきているような印象かな───聞いていて何か物足りないと感じたところは自らの課題に置き換えて考えてみたりもしてみるのですが・・・
う~ん、頭の中が(悩)・・・・・・
何とか本番に生かしていきたいところですね。
で、奇数列グループが終わり、今度は私たち偶数列グループの番。
ちょっと「第九」合唱部分の後半あたりで声出しが怪しくなってしまっていました《この日の「第九」レッスン・前半から感じていました》。
このままでは本番に影響を及ぼしかねない───楽な姿勢での(というか余分な力を抜いての)声出しというものをものにしなければならないだろうか。
急遽生まれた課題ですね(苦笑)───本番に向けて、しっかりと向き合っていこうと思います。
休憩時、またも道路を挟んで反対側に建つ旧校舎(学習センター本館)を眺めていました(爆)
この日は本館2階の真正面に位置する窓からも照明が煌々と照らし出されていました。
ついでに、旧校舎の左手に見える建物群もカメラに・・・
青色や橙色の照明も見えたりして、何だかカラフルに見えました。
そして、この日の場内後方に見える連絡ボードと配布物デスクの様子。
連絡ボードの掲出物が公演前日・当日に於ける諸注意文書のみとされた程度で、さして変わり映えはありませんでした。
公演前日から当日にかけての合唱参加者向けホテル宿泊優待案内チラシも、大阪城ホール至近に位置するホテルニューオータニ大阪のもの以外、今年はついに置かれることはありませんでした。
長引く不況による影響がこの配布物デスクにも現れているということなのだろうか。
まぁネットにつながっていれば(というかネットを利用すれば)通常よりも安価に宿泊予約できる手段は幾らでも存在しますし・・・
この日のレッスン終了後、主催者である毎日放送(MBS)側担当者の一人が舞台上に姿を現し、閉講のあいさつを兼ねての、公演前日・当日に於ける諸注意説明がありました。
出演者用座席券の交付を受けたクラス生に向けて予め配布された諸注意文書を基に説明が為されていましたが、ここで特に注意を要するのが、公演本番当日(12月5日)に於ける朝の「集合時間」の扱いが昨年までと変わっていること。
公演本番当日に於けるスケジュールのうち、開場から全体発声練習に至るまでの時刻及び時間配分そのものについては昨年開催分(2009年→第27回公演)と変わっておらず・・・
09:00 開場 09:30 集合 10:00~11:00 座席最終チェック &全体発声練習 ・・・・・・・・・・ |
【備考】 表記の時刻及び時間配分は今年開催分(2010年→第28回公演)のスケジュールにて記載。開催回により時刻の変動は見られるが、時間配分については、ここ数年の間、概ね変わっていない様子《ちなみに上記時刻・時間配分パターンは昨年開催分(2009年→第27回公演)より採用》。 上記のうち1時間配分されている「座席最終チェック&全体発声練習」について、2008年以前開催分(第26回公演以前)に於けるスケジュールでは「座席最終チェック45分間・全体発声練習15分間」という時間配分で分けられていた。 |
という流れとなっているわけでありますが、昨年までは座席最終チェック(空席埋め作業)の予定開始時刻が合唱団員にとっての門限時刻として設定され、この時刻を過ぎると一切入場出来なくされていました《ちなみに昨年開催分では朝10時となっていました》。
そのため、その一つ前の段階にあたる「集合」の時刻は、正直、早めに公演会場入りさせるための一つの目安に過ぎなかったような感を禁じ得ませんでした。
それが、今年はその「集合」の時刻が合唱団員にとっての門限時刻として設定されています《上記スケジュール一覧では「09:30」》。
つまりその「集合」時刻を過ぎると一切入場できなくなると定められているわけであり、これによって、変な話、今年は公演会場に於ける本当の意味での「集合」時刻として機能することになります───このあたりが昨年までとは大きく異なる点です。
レッスン最終日に於けるMBS側担当者からの諸注意説明の中でも改めてこのことが説明され、改めて昨年からの変更を確認すると共に、耳にした私自身も「気をつけなければ…」と感じた次第。
今度の変更の背景として、座席最終チェックを極力時刻通りに開始させたいという主催者側の思惑が働いているものとみられます───ふと思い出すのですが、昨年までは予定時刻から10分ほど遅れて座席調整作業を開始することが普通だったような気が…
一通りMBS側担当者からの諸注意説明が終わると、この日までの全6回にわたって私たちを引っ張ってきてくれた有元先生とピアノ伴奏担当の先生がステージに再び姿を見せ、MBS側スタッフたちから花束が贈られ、労をねぎらっていました。
我らが「大阪5」クラスの担任・有元先生の挨拶。
一通り挨拶を終えると、これもまた有元クラスの恒例とでも言うべきなのか、餞を兼ねた先生自身によるミニリサイタル(カンツォーネ『オー・ソレ・ミオ』)をしてくれて、場内は大いに沸きました。
私も思わず悪ノリ───どうもスミマセン。
有元先生による最後のミニ・リサイタルが終わったところでこの日のレッスンは幕となり、全6回にわたった「大阪5」クラスに於ける通常レッスンは終わりを告げました。
レッスン会場となった梅田東学習ルーム体育館をあとにした私は、前回までなら大阪駅に向かっていたところ、今回は大阪駅前第1ビル内に移転している大阪中央郵便局のATMコーナーに立ち寄る用事を抱えていたため大阪駅をスルー。
初めのうちは用事を済ませたあと大阪駅に引き返すことを考えていましたが、大阪中央局ATMに向かううち、大阪駅前第1ビルから同第3ビルにかけて接する形で位置しているJR東西線・北新地駅の存在を思い出し、北新地駅から乗ることを思いつきました。
でも、これまで使ってきた回数券は「大阪」駅発着表示になっている───中央局ATMに向かう途上で一瞬不安に思ったものでしたが、定期券や回数券で大阪駅発着となっているものは北新地駅からでも乗り降りできるような特例の存在をふと思い出し、ATMでの用事を済ませたあと久しぶりに北新地駅へと足を運び、意を決して(?)同駅の自動改札機に「大阪」駅発着の回数券券片を差し込んだところ、エラー音が鳴ることなく向こう側の取出口から券片が吐き出され、無事クリア。
喜々とした思いでホームへと通ずる階段を下りた私でしたが、ホームへと降り立ったところで、JR神戸線内(確か「尼崎~立花」間だったと思う)の踏切に於ける遮断棒折損に伴う安全確認で遅れている旨のアナウンスが流れてくるのを耳にし、次に入ってくる松井山手行き普通電車は3分遅れで運転中との由。
ホーム上は電車を待つ人の長い列で埋め尽くされていました。
やがて、アナウンスの通りに所定時刻から約3分遅れて松井山手行き普通電車が入線───6回のレッスンの行き帰りの中では初めての321系でした。
この次に来る木津行き快速を待つ人がいる中を、私もその松井山手行き321系先頭車両に乗り込み、すぐに北新地駅を発車《321系電車と巡り会うのは、今年の「大阪5」クラスに於ける全6回のレッスンの行き帰りに於いては、初めてのことでした》。
大阪駅から乗る場合と違い、片町線(学研都市線)に直結しているJR東西線内の北新地から乗ってしまえば京橋に於ける乗り換えの手間も省けるわけで、この点では楽ちんでした。
そのまま放出まで乗り、おおさか東線の電車に乗り換えて帰路についたのでありました。
次に控えるレッスンは1週間後の12月2日(木)に阪神尼崎駅近くに所在する尼崎市総合文化センター内アルカイックホールに於いて開講される「佐渡裕レッスン(佐渡練)」で、正真正銘、これが最後の”レッスン”となります。
昨年も私は尼崎でこの佐渡練を受けていましたので、2年連続の尼崎行きです。
しばらく佐渡練開講案内チラシを何処かに放置してしまっているので、今から探し出さねば(爆)・・・
<(_ _)> ありがとうございます。応援よろしくお願いします <(_ _)>
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