【第28回「1万人の第九」出演記;3】「始め順調(?)、中”焦り&絶望感”」───いよいよ本番当日、大阪城ホールへ
ここのところ、去る12月5日(日)に大阪城ホールに於いて開催された「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」第28回公演に合唱出演した時のことについて、本番前日〔12月4日(土)〕に行われた「総合リハーサル」も含めて、記してきています。
前回、第2回の記事では本番前日の「総合リハーサル」に出席したときのことを中心に綴りました。
残念ながらリハ開始時刻までに入場出来ませんでしたが〔昨年に引き続き…orz〕、やはり初めてオーケストラの音と合わせられること、そして第1部プログラム構成を、第1部ゲスト出演者の姿も含めて、前もって確認出来るのは大きいと思うところです。
例え何らかの用事で開始時刻に間に合わなくとも、本番前日の総合リハーサルに関してはとにかく行っておくべきですね《勿論時間通りに行けるならば行くべきところですが…》。
ついに訪れた本番当日───12月5日(日)。
この日も朝から好天に恵まれました。
で、今年の場合、予めレッスン会場に於いて配布された諸注意文書に於いて・・・
「集合時間(09:30)」=「門限時刻」
と告知されており、昨年までと比べて門限時刻が30分前倒しされている格好となっているところから、いつもより早めの行動をとる必要があるように思っていました。
でも実際はというと───自宅を出るところまでは順調でしたが、その先がちょっと・・・・・・
門限時刻にもされている集合時間に間に合うよう大阪城ホール入りするためには、私の場合、寝静まっている間に自宅を出発する必要があるため、残り物などで適当に朝食を済ませたりしていました。
そして私の場合、舞台(本番)用衣装を専用鞄に詰め込み、会場内にて着替えるというスタイルを貫いてきていて、衣装と専用鞄については寝床に付く前に準備しておいたのですが・・・
出かける際に着ていく服装の準備を忘れていた(自爆)───幸い私が寝入っている間に母親が準備してくれていたので、助かりましたが。
う~ん、何か一つ抜けてしまうんですね、まったく・・・
で、食事や洗濯準備などすべきことを一通り済ませ、いよいよ出発に向けての身支度、そして出発。
出発時点で、時計は8時半前後を指していたように記憶───急に焦りを覚えるようになった私。
自宅から大阪城ホールまでは、自転車で順調に飛ばしていったとして、片道約45分の距離。
つまり、少しの時間的ロスも許されない状況に急遽追い込まれる羽目に・・・
更に、自転車を出して走らせようとしたところで、昼食用のパン類と共に入れておくべきお茶入りペットボトルを忘れていることに気付く私(涙)───でも取りに戻る余裕は無いと判断、そのまま自宅をあとにして走り始めました。
それにしても、出発に至るまでの自宅内での行動に何か問題があったのだろうか───今になって考えてみるのですが、自宅出発に至るまでの一連の行動について、ちょっとゆったりし過ぎていたのだろうか。
ゆったりし過ぎ、とでもいうか、またも時間の読みが甘かったとでもいうか───でも一方で、慌てて行動して肝心なことをすっぽかしてしまわないか、という怖さもあるし・・・
う~ん、真に要領を得た行動というものがとれないものだろうか、私の特性って・・・
ただ、私の場合、人の顔に視線を向けたり人に声をかける(人から声をかけられる)ことに於いて一定の恐怖心というものを抱いていることもあり、そのことから早くからの会場入りに恐怖感を抱いているところも正直あります───悩ましい限りですが。
1週間あまり後には、今度は「1万人の第九」に類似する広島に於ける大規模「第九」イヴェント、「第九ひろしま」の第26回公演(第九ひろしま2010)が控えていて、昨日(12月9日)にはその広島に於ける「第九」イヴェントの本番前日・当日の2日間スケジュール等が届いていますが、昨年(2009年)の「第九ひろしま2009」に於いては本番当日朝の座席調整開始時刻に遅刻してしまうという醜態を演じてしまっているだけに〔「万九」だったら間違いなく閉め出されていますね…〕、時間には十分気をつけて行動しようと考えるところです。
焦りと半ば絶望感(?)に苛まれつつも、とにかく前に進まなければ、と必死に(?)自転車を漕ぐ私。
大阪市内に入り、平野区から東住吉区、生野区───時間を気にしながら、とにかく漕ぎまくりました。
生野区から東成区に入り、地下鉄今里駅を通り過ぎて東成区役所に差し掛かった時、同区役所敷地内に建植されていた時計は集合時間すなわち門限時刻の12~13分前(「09:17」頃)を指していました。
微かな希望を感じた私───だが油断は禁物と、ひたすら前に進む私。
そして、ようやく玉造駅の手前約200mのところに位置する東成区内・玉津1丁目交差点に到達。
この時点で、飲み物の類は購入出来ておらず、この先も自販機の前に一旦立ち止まって購入するだけの余裕は無いと半ばあきらめていました。
やがて玉造駅高架をくぐり抜け、約100m先に見える玉造交差点に差し掛かったところで右に曲がり、道なりに直進すれば左手に大阪城公園が見えてくる・・・
森ノ宮駅前交差点を過ぎると、いよいよ大阪環状線の線路と大阪城公園とのいわばサンドウィッチ区間へと進入し、ラストスパート態勢へ───門限にもなっている集合時間になっているのだろうか・・・そのことを気にしながら、気力でペダルを漕いでいました。
やがて大阪城ホール最寄り駅である大阪城公園駅の駅舎が右手斜め前方に見え、それに接続する歩道橋に視線を向けると、未だ大阪城ホールに向かっている合唱団員と思しき幾人かの人影をキャッチ。
これは私も何とか救われそう・・・頭の中でそう思いつつ、左折して大阪城公園外縁を走る道路に別れを告げ、大阪城ホールにつながるプロムナードへと進入。
拡声器を手にした係員に急ぐよう促される中を、そして少年野球チームとみられる自転車の一団とすれ違いながらも、大阪城ホール・北玄関横の駐輪スペース(?)に到着。
ここに至るまでの間、緑茶などの飲料水を購入することは、ついに出来ませんでした。
後方にもまだ大阪城ホールに駆け足で向かう合唱団員たちの姿が見える中、急ぎ足で付近の飲料水自販機に駆け込むか否か悩みましたが、拡声器を手にした係員の「入場出来なくなる…」との呼びかけに圧され、結局そのまま階段を上がり、北玄関へと向かいました。
それにしても、北玄関に通ずる階段の上り口(取り付け部分)に即席のバリケードが並べられ、係員が今にもそれを閉めようとする仕草を見せていたあたり、何だか先生たちに追い立てながら遅刻ギリギリに学校の校門をくぐり抜けているかのような心境になっていたような・・・
来年こそは時間に余裕を持って行動しようと思っています───あ、その前に合唱団員募集に応募して当選し、レッスン受講許可を得る必要がありますが(笑)
ということで、滑り込みで会場入りし、出演者用座席券の券面で指定された座席へと向かったわけでありますが、この続きは次回以降の記事に譲りますね。
<(_ _)> ありがとうございます。応援よろしくお願いします <(_ _)>
←ソーシャルブックマークです
←ランキング参加中。各1クリックご投票を!
【関連記事(「第28回1万人の第九」合唱出演記)】
【1】本番前日リハのため大阪城ホールに向かう途上で…
【2】総合リハーサル・・・第1部ゲスト&アンサンブル初披露
【4】座席最終チェック、発声練習、着替え──公演本番当日
【5】「第九」でアクシデント、平原即興新曲に吃驚──ゲネプロ
【6】本番へ…”練習番号M”での「合唱団+聴衆」大合唱途絶える
【7終】「サッカー」→「平原」でノリノリ、「第九」はワイルドネスに
【関連記事(「第28回1万人の第九」レッスン受講記)】
【1】「大阪5」クラス開講。「第九」は330小節目迄
【2】”マーチ”に”M”に”Seid umschlungen,”。写真撮影
【3】”二重フーガ”と”R”。佐渡練告知も
【4】”練習番号S”箇所から曲の終わりまで
【5】”シャッフル”練習《総復習》。第1部合唱曲楽譜と座席券の交付
【6終】”おさらい会”形式で総復習。本番当日朝の時間割で変更有
【7(佐渡練)】「ワイルドネスに」そして「100%自分をぶつける」
【関連記事(「第27回1万人の第九」以前分関連)】
「大阪「サントリー1万人の第九」2009年(第27回)開催分の関連リンク集…2010年(第28回)開催分リンク集を兼ねる」
« 【第28回「1万人の第九」出演記;2】総合リハーサル…「第九」終楽章を念入りに。第1部ゲスト&アンサンブル初披露 | トップページ | 【第28回「1万人の第九」出演記;4】「座席最終チェック」(座席調整)そして発声練習、着替え・・・本番当日にて »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« 【第28回「1万人の第九」出演記;2】総合リハーサル…「第九」終楽章を念入りに。第1部ゲスト&アンサンブル初披露 | トップページ | 【第28回「1万人の第九」出演記;4】「座席最終チェック」(座席調整)そして発声練習、着替え・・・本番当日にて »
南八尾電車区 様
こんばんは、御無沙汰しております。今年も年末の第九コンサートを感動のうちに終え、一年の終わりを感じております。
本番の朝は大変な状況のようでしたね、御疲れ様でした。文章を拝見させて頂いて感じたことを書かせていただきます。
まず、不必要なことに時間をかけすぎておられると思います。本番のスーツを持参して着替えられていますが、私は黒服のまま普通のネクタイで会場に入り、リハーサルの前に蝶ネクタイに交換するだけです。
昼食も電車に乗る前にコンビニで仕入れていきます。荷物も小さなリュック(六甲全山縦走で使ったもの)に入れていきます。
それから電車、地下鉄などを使わず自転車でギリギリに走られるのはなぜですか?
当日は私は環状線で森の宮に8時半に着き、大阪城公園を散策してホールには9時に着きました。黄色に色付いたイチョウは素敵でした。
なにか気持ちにもう少しゆとりを、御持ちになるのが良いのではないでしょうか?
投稿: ころぼっくる | 2010年12月11日 (土) 21時43分
ころぼっくるさん、こんにちは。
このたびはお疲れ様でした。
今回、いろいろとご批判頂き、ありがとうございます。
服装のことについては、殆どの合唱参加者の方々が各々の自宅から本番衣装を着てきているのは私の目にも映るところなのですが、私の場合、ステージに立つ場面以外のところではラフに動き回りたいのと、そのために本番衣装を汚してしまうことの予防も兼ねる意味で、1990年の「第九」合唱初参加以来、本番衣装の別途持参を貫いてきています。
確かに手間はかかるし荷物になることは実感としてわかりますが───でも、すっかりこの形態で慣れてしまっていますし、このほうが私にとって気楽ですので。
あと、私自身精神面で問題を抱えている(未診断ですが…)こともあり、現状では自分の足(自転車)だけで公演会場に向かうほうが気分的に楽である上にテンションも上げられるところがあります。
尤も雨天(荒天)時には、安全を期して、素直に電車に乗って向かいますが・・・
とはいえ、今回、ホール到着がギリギリとなってしまったのは明らかに私自身の時間の読みの甘さ等が招いたこと〔本番当日の昼食用食糧(パン類)を前日のうちに買い揃えていたのに…〕───少しでも時間にゆとりを持たせて行動出来るよう、自分自身を今一度省みようと思っています。
どうか、よいお年をお迎え下さい!
投稿: 南八尾電車区 | 2010年12月13日 (月) 17時17分