【第28回「1万人の第九」出演記;4】「座席最終チェック」(座席調整)そして発声練習、着替え・・・本番当日にて
ここのところ、去る12月5日(日)に大阪城ホールに於いて開催された「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」第28回公演に合唱出演した時のことについて、本番前日〔12月4日(土)〕に行われた「総合リハーサル」も含めて、記してきています。
前回、第3回の記事では、公演本番当日の朝方に大阪城ホールに向かうところまでを記しました。
本番前日に続き好天に恵まれたことから自転車による大阪城ホール行となったわけですが、時間の読みの甘さなどから、結果的に”難行苦行”となってしまいました。
自分自身の悪い特性が出てしまっているとでもいうか───まぁ修行が足りない、ということですね(笑)
昨年開催分(2009年…第27回公演)に引き続き、門限時刻ギリギリの大阪城ホール入場となってしまった私自身。
急ぎ出演者用座席券をホール係員に提示して改札をくぐり、急ぎ足でスタンド席回廊から一つ下の回廊へと降り、更にアリーナ領域へとつながる階段を下りてステージ上に券面指定された座席へと向かいました。
そして、両隣の人に挨拶───したように覚えているけれども、このあたりの記憶は自信ないです《記憶違いの可能性有り》
何はともあれ、閉め出しを喰らわされるようなことだけは免れました。
着席してから10分経過したぐらいだったか、「座席最終チェック」(座席調整)を始める旨の告知が場内に流されました───本番当日に於ける最初の恒例儀式です。
過去に合唱参加経験をお持ちの方は既にご存じのことと思いますが、「1万人の第九」はテレビ放映を前提に企画・開催されているため、合唱団ゾーンのあちこちに散見される空席については、公演本番を迎える前に、全て埋めてしまいます。
この空席を全て埋めるために実施されるのが「座席最終チェック」と呼ばれるものでありますが、これにより聴衆向け座席の捻出にもつながります。
「座席最終チェック」作業はスタンド席領域とアリーナ(舞台上)席領域に分けて実施され、このうちスタンド席領域に対してはステージ上に陣取った主催者側(毎日放送、MBS)担当者による統一指令に基づく座席調整を先に行い、続いて個別対応による細部調整を行うという流れで実施されます。
今年は以下に示す順序により行われました《というか恐らく例年通りの順序のように思いますが…》。
男声陣《先にテノール・バス両領域の境界提示》 ↓ 中通路から上の領域内に着席中の女声陣《※1》 ↓ 男声陣領域の細部調整(個別対応)《※2》 ↓ 中通路から下の領域内に着席中の女声陣 ↓ 統一指令に基づく座席調整終わり 《以後は個別対応による細部調整のみ》 |
【備考】 ※1=かつては先にソプラノ・アルト両領域の境界提示を主催者側からの指示により行った上で移動させていたが、昨年あたりから境界提示抜きで移動させるようになってきている模様(今年も場内指示による境界提示は行われず) ※2=中通路から上の領域内の女声陣に対する座席移動と同時並行で行われている模様だが、ここの過程でスタンド席領域からアリーナ席領域への移動が見られる《統一指令に基づく座席調整終了後の女声陣領域に於いても同様(女声陣領域に於いてはスタンド席領域内に於ける「中通路から上」から「中通路から下」への移動も見られる)》 |
昨年開催分では、この「座席最終チェック」作業の中のスタンド席領域に対する統一指令に基づく座席調整に於いて、中通路(スタンド席の12列目と13列目の間につくられた環状通路)から下のアルト領域に対する座席調整の段階でトラブル(指令不手際)が発生していましたが、今年は大したトラブルもなく順調に進行しました。
なお、アリーナ席領域に対しては終始個別対応による座席調整のみ行われ、今年私が着席していた席列に於いては空席移動は発生しませんでした。
概ねスムースに「座席最終チェック」作業を終えると、続いて清原浩斗先生(「1万人の第九」合唱指導者団首席講師?)が登場しての発声練習に移り、背伸びや”隣の人の肩たたき”などの準備運動に続いて身振りを交えた発声練習、そして「第九」合唱部分のダメ出し等が行われました。
ここでは、清原先生名物とでもいいますか、「指揮(棒)を見て歌う」ということの周知が改めて為され、それを体得させるため、歌い出しのところでわざと指揮動作を止めてみせたり、歌っている最中に指揮動作をわざと遅らせたりする等の”訓練”もあったりして場内を沸かせていました。
まぁ確かに「指揮(棒)を見て」歌う(というか”演奏する”)ということはアンサンブルの基本でもありますから───なんて偉そうなことを書いてしまうところですが、そんな私とて人のことは言えない立場デスガ・・・
発声練習等を終えたところで、11時半頃のゲネプロ開始まで休憩。
「座席最終チェック」に入る前(だったと思う…)に行われたオリエンテーションで、この休憩の間に着替えるように、と言われていたこともあって、第1部のところで使用する黒表紙の楽譜のみ自席に残し、荷物一切を手にして席を離れ、着替え場所を求めて移動しました。
そして、アリーナ席領域とレストラン、サブホール(当日は女声陣専用更衣室として使用)につながる回廊内に存在する”隠れ場所”を発見、幸いにも空いていたのでそこに入り込んで着替えを済ませました。
ホール入場時、席ごとにスタンバイされていた、チラシ類と蛍光棒(プログラム最後の『蛍の光』斉唱時に使用)の入ったビニール袋。
アンケート用紙も入っていました───尤も記入出来ませんでしたが…
当初は、着替えを済ませた後、昼食用に持参したパン類を食べることを考えていましたが、着替えを済ませた時にはゲネプロ開始まで残り時間わずかだったことから、トイレを済ませた程度で、すぐ自席へと戻りました。
あ、パン類と共に自宅から持ち出すべきだったところを忘れてしまった飲料水の確保も済ませていたような───ちなみに飲料水確保は着替えを済ませた”隠れ場所”を擁する回廊内の売店で行いましたが、500mlペットボトル入り緑茶1本180円也・・・
まぁ忘れたことに対するペナルティですね(自爆)
というわけでゲネプロに臨んだわけでありますが、この続きは次回以降の記事にて。
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