「青春18きっぷ」今年(2011年)3季分発売リリース出る…昨年改定ルールにて継続。「北海道&東日本パス」も併せて
昨日(2月7日)の昼過ぎだったか、何気なく「青春18きっぷ」をキーワードとして検索エンジンにかけてみたところ、たまたまJR四国Webサイト内に掲載されている「青春18」案内ページに行き当たってビックリでした。
そう───まさに昨日の日付で、今年発売される「青春18きっぷ」3季分まとめて発表されているのが見えたのです。
その後、検索エンジンを利用して他のJR旅客会社のサイト内も探ったところ、夕方16時過ぎ現在でJR東日本、JR東海、JR四国の各Webサイトにて、そして夜にはJR北海道とJR西日本の両Webサイトに於いても「青春18きっぷ」発売リリース文書が掲載されているのが見えました。
残るはJR九州Webサイトということだったわけですが、日付が「2月8日」変わってからもリリース文書のアップはみられませんでした。
そういえば、JR九州、この種のリリースに関しては、なぜか他のJR旅客会社から一歩遅れることが多いような───なんて思っていたら、今朝方になってようやくアップされているのが見えました。
というわけで、JR旅客6社から一斉発表されました(笑)
それはさておき、昨年暮れから今年の年明けにかけての2010年冬季発売分に於いて、前年までの冬季発売分から10日間短縮されてしまった「青春18きっぷ」でありますが、昨日、JR旅客各社から一斉に発出されたリリース文書によれば、今年3季分に関しては昨年3季分と同じ「発売期間&利用期間」に設定されています。
そして効力面に関しては、昨年冬季発売分から適用となっている、東北新幹線「八戸~新青森」間延伸開業(全線開業)に伴う改定ルールがそのまま引き継がれている格好となっています《発売額「11,500円」も変わりませんし…》。
同時に「青春18きっぷ」と同類のフリーきっぷの一つである「北海道&東日本パス(普通列車限定)」も今年3季分に関して発売が決定しておりますが、こちらはJR北海道・JR東日本の各商品案内ページにて告知されているのみとなっています《リリース文書は別途存在しない模様》。
そこで、「青春18きっぷ」及び「北海道&東日本パス」の2つについて、3季別に発売期間及び利用(使用可能)期間を以下にて纏めてみました。
【春季発売分】 ◎ 発売期間 ● 「18」 … 2月20日~3月31日 ● 「北東」 … 2月20日~4月4日 ◎ 利用(使用可能)期間 ● 「18」・「北東」共通 … 3月1日~4月10日 |
【夏季発売分】 ◎ 発売期間 ● 「18」 … 7月1日~8月31日 ● 「北東」 … 6月20日~9月24日 ◎ 利用(使用可能)期間 ● 「18」 … 7月20日~9月10日 ● 「北東」 … 7月1日~9月30日 |
【冬季発売分】 ◎ 発売期間 ● 「18」 … 12月1日~12月31日 ● 「北東」 … 12月1日~2012年1月4日 ◎ 利用(使用可能)期間 ● 「18」・「北東」共通 … 12月10日~2012年1月10日 |
【備考】 「18」=青春18きっぷ 「北東」=北海道&東日本パス(普通列車限定) |
春季・冬季両発売分に於いて「青春18きっぷ」と「北海道&東日本パス」の利用期間及び発売開始日が一致しているのが見えるかと思います。
つまり、「北海道&東日本パス」に関して、夏季こそ長めにとられているものの、あとの2季分に関してはほぼ「青春18きっぷ」と時期を一致させているわけですね。
言い忘れそうになりましたが、その「北海道&東日本パス」についても、昨年夏季発売分から有効期間延長や急行列車開放(運賃分のみ有効)などのルール改定が実施されましたが、今年発売分に関してはその昨年夏からの改定ルールがそのまま引き継がれている格好になっています《勿論発売額「10,000円(小児用5,000円)」も》。
急行列車開放───つまり必要な料金券類(急行券など)を別途揃えることで急行列車にも乗車出来るようになった「北海道&東日本パス」なのでありますが、今春発売分に関しては、昨年のJRグループ定例ダイヤ改正により多客期臨時列車に格下げとなった夜行急行「能登」〔運転日はこちらを参照〕、及び2つだけとなってしまった定期夜行急行「きたぐに」及び「はまなす」が存在するのみとなっています《JR東日本管内にもう一つだけ臨時急行の運転計画が別途組まれているのが見えますが、生憎「北海道&東日本パス」利用期間外(6月中)の運転となっていました》。
なお「北海道&東日本パス」は、こちら大阪でも、JR大阪駅にほど近い大阪駅前第1ビル・9階に軒を構える「北海道東京事務所大阪支所」に間借りする格好で営業しているJR北海道プラザ大阪支店に於いて購入可能です《但し土休日休み;JR北海道・JR東日本両管轄エリア外に於いては唯一の発売窓口です!》。
尤も、その大阪に於ける販売窓口で購入した場合、JR東日本管轄エリア入口駅(熱海・直江津など)に至るまでの普通乗車券、或いは「青春18きっぷ」(「青春18」利用期間内に限る)も併せて必要になりますが───蛇足ながら、私も過去にこの大阪のJR北海道プラザにて「北海道&東日本パス」を購入したことがあります。
そして、余談っぽくなりますが、今春に関しては、「北海道&東日本パス」と同じ「青春18きっぷ」ライクなフリーきっぷとして、JR九州オリジナルの「旅名人の九州満喫きっぷ」とJR四国オリジナルの「四国再発見早トクきっぷ」も「青春18」と共存することになります。
尤も「旅名人の九州満喫きっぷ」は来月(3月)いっぱいまで、また「四国再発見早トクきっぷ」は土休日限定となっていますが、何れも「青春18きっぷ」が効力外としている領域も幾つかエリアとして取り込んでいたりするので、旅程に応じて使い分けしてみるのも悪くないところでしょう。
それにしても、昨年までと比べて少し前倒ししているような感を抱く、今年発売分「青春18きっぷ」に係る公式リリース発出でしたね《例年「建国記念の日」(2月11日)の前日にリリースしてきていますので…》。
今度のリリース一斉発出を受けて、現在はJR北海道・JR西日本・JR四国の各管轄エリア内に於ける一部の駅窓口に於いて扱われてきている常備券式「青春18きっぷ」(いわゆる”赤い「青春18」”又は”ナマ券”)に関する情報交換もそろそろ活発になるところでしょう。
その”赤い「青春18きっぷ」”についてでありますが、今では「2ちゃんねる」内関連スレッドが事実上唯一の情報源となってきている模様───「"赤い青春18" "2ch"」をキーワードに検索エンジンを使って探し出して下さい《なお情報入手・活用等についてはあくまで自己責任にて願います》。
春の訪れを感じさせてくれる出来事でした!
<(_ _)> ありがとうございます。応援よろしくお願いします <(_ _)>
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