日根野電車区配置の103系トップナンバー車、引退へ・・・読売新聞掲載記事。新型近郊形「225系」本格投入の煽りか
今日(2月2日)、「2ちゃんねる」筋を通じて、その存在を知るところとなった一つの新聞記事があります。
去る1月19日付で読売新聞Webサイト上に掲載された以下の記事・・・
『消える国鉄の顔…新幹線「100系」と通勤車両「103系」』
実を言えば何れも以前に話として耳にしたことのあるはずのものなのですが、正直言えば、この記事を目の当たりにした私自身、改めてハッとさせられました(爆)
というのも、特に京阪神地区に於ける103系通勤形電車の最近の配置事情に一定の影響を与えることになるであろう、新型近郊形電車「225系」の出場・試運転事情から、暫く遠ざかっていたことがありましたから・・・
けれども、今回、上記新聞記事にて阪和線(というか日根野電車区)に於いて現存している103系トップナンバー車が引退(運用離脱)となることが報じられているのを見るにつけ、ふと新型の225系電車の存在が思い浮かんできました。
そして、一瞬、頭のさえる思いがしました。
あ、でも、100系新幹線電車には全く無関心───というわけでは決してありませんよ(笑)
JR西日本の新しい近郊型電車「225系」───今日改めてネット上を見渡したところ、今年に入っても阪和線系統向け5000番台車両の出場が見られたほか、昨年8月以来製造を中断していた東海道・山陽本線(京阪神エリア→JR神戸線・JR京都線ほか)向け基本番台(0番台)車両の製造も再開された様子で、今春のJRグループ定例ダイヤ改正施行(3月12日)に合わせての225系電車本格的導入に向けて急ピッチで製造を進めている様子《蛇足ながら、225系電車は、初回製造分に於いて、基本番台110両、5000番台116両がそれぞれ生産される予定》。
ちなみに当方で確認出来る範囲内で判明している最新出場例は、去る1月18日に徳庵の近畿車輛から出場した225系5000番台車両=第20・第21編成であり、出場後直ちに湖西線・永原折り返しにて吹田工場まで公式試運転を実施した模様です。
ところで、既に周知されている通り、今春施行のJRダイヤ改正では、東海道・山陽本線京阪神エリアに於いて、225系本格投入を前提に、土休日ダイヤで運転される新快速電車については終日12両編成とする一方、平日ダイヤに於ける新快速電車についても朝夕通勤時間帯を中心に12両編成による運転を拡充させるとしています《それでも、JR西日本のリリース文書を見る限り、平日朝夕通勤時間帯のうち9・10時台及び18~20時台を中心に8両編成新快速が残留している様子ですが…》。
また阪和線に於いても、225系5000番台電車本格運用開始を前提に、関空・紀州路快速の増発(1時間あたり「3本→4本」)のほか、昼間時間帯に於いて阪和線快速電車を鳳以遠各駅停車の「区間快速」に置き換えた上で関空・紀州路快速と同じく1時間あたり4本態勢とし、鳳以遠の普通電車については運転を取りやめるとのこと《少なくとも昼間時間帯に於いて》。
この阪和線に於いて運用されている103系通勤形電車の中に、トップナンバー車「クハ103-1」を擁する第K603編成があり、現在は両端に「クハ103-1」と「クハ103-2」を配しています《平成19年(2007年)の編成組み替えにより実現したとの由→『今日で47歳!~阪和線・日根野電車区のクハ103‐1・2』》。
この第K603編成について、上記新聞記事によると、現在は主に普通電車として運用されているとのこと。
その103系トップナンバー車を擁する第K603編成でありますが、残念ながら、今度のダイヤ改正を以て運用離脱となることが報じられています。
そして、この第K603編成を含めて、現在、阪和線などで運用される車両のねぐらとなっている日根野電車区に配置されている103系電車は145両に上っていますが、先にも記していますように、今春のJRグループ定例ダイヤ改正では阪和線系統に於いても225系5000番台電車本格運用開始や普通電車運転範囲縮小などが予定されており、この古参の部類に入る旧国鉄時代からの生き残りは、第K603編成を初めとして、225系に押し出される格好で相次いで運用離脱となるでしょう。
あと1ヶ月少し───103系電車特有の爆音(というかモーター音)を響かせながら、引退となるその日まで阪和線を無事に走り抜けていってほしいです。
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