初めて見た207系「直通快速」──寄付準備の途上、踏切待合い中に《北新地駅ホームドア本体完成、27日運用開始》
今日(3月21日)、私の自宅でも、東日本大地震(というか「東北地方太平洋沖地震」)の被災者・被災地のため、日本赤十字社にネット経由で寄付しました《というか「赤十字社の募金に応じました」》。
マスメディアによる様々な報道に加え、インターネット上からも凄惨な実態などが続々と伝えられてきており、言葉が出ないです。
家族から預かった分に私の寄付分を足し合わせた上で寄付しましたが、金額としては大したこと無いです───とはいえ、1日でも早い復興・立ち直りのために役立てて貰えれば・・・と思っています。
で、今日の寄付に向けての準備を済ませるべく、自宅から自転車で10分少しのところに所在する郵便局(日祝日に於いても稼働するATMが置かれている郵便局の中で自宅から最も近いところにある局)のATMへと、小雨の中、向かいました。
寄付に向けての準備───家族から預かったお金を、クレジットカード引き落とし口座に指定しているゆうちょ口座に入れるという作業です《先に記した日本赤十字社への寄付はクレジットカードを使って行いました》。
そこに行く途中で大和路線(関西本線)の踏切を渡るわけですが、たまたま警報機が鳴って遮断機が下りているところに右手から見えてきた列車に思わず釘付け!?
なんと、尼崎行き「直通快速」!
踏切を通り過ぎた後も数秒間釘付けになっていた私───普段は片町線(学研都市線)で見かける207系電車を大和路線上で見かけるのは私にとってこれが初めてのこと。
コンデジや携帯の持ち合わせがなかったため写真の1枚が撮れなかったのは残念ですが───それにしても、しばしの目の保養になったかな・・・
「直通快速」──おおさか東線を経由して奈良と尼崎を直接結ぶ快速電車──については、ご存じのように、今年のJRグループ定例ダイヤ改正が施行される前には宮原総合運転所配置の223系6000番台車両が使われていました。
私も、その223系が充当されていた頃の「直通快速」に乗ったことが1~2度ぐらいありますが、空き空きの車内に転換クロスシートの座席でしばしの間寛いだりしていたものでした。
また外からもこの223系「直通快速」を目撃したこともあり、大和路線の線路上を、主に東海道・山陽本線で活躍しているステンレス車体をした223系が駆け抜けるさまは、眺めていて華やいだ気分にもなったものでした。
しかし、その「直通快速」が通過する線区の一つであるJR東西線の北新地駅に於いて転落防止のためのホームドア設置がJR西日本により公式発表されると、「直通快速」以外の列車が全て4つドア車の207系または321系により運転されていることを踏まえ、「直通快速」の充当車両も変更となるのでは・・・等といった噂が次々と立っていきました。
そして、その噂は現実のものとなり、去る3月12日に施行されたJRダイヤ改正によって「直通快速」運用車両が3つドア・転換クロスシート車の223系から4つドア・ロングシート車の”207系或いは321系”に変更となった模様《メディアにより「207系に変更」と伝えているものもあり》。
ステンレス車体をしていること、そして大和路線では普段見かけないことについては改正前に充当されていた223系と共通しているところでありますが、座席が転換クロスからロングシートに変わったあたり、正直グレード・ダウンされたという印象を受けてしまいそうなところ───尤も大和路線で普段走っている快速のうち、平日の朝夕ラッシュ時に運転される一部の快速電車についてもオール・ロングシート車(103系または201系)が使われていますが・・・
でもロングシート車、とはいっても207系の場合、旧国鉄時代からの生き残り組である103系や201系等と比べて、居住性が向上しているように感じるところがあります《スタンションポールが無いこと、シート座面が少し広く感じること等々…》。
何はともあれ、4つドア車に置き換えられた「直通快速」の今後の成長に期待しようと思います《さしあたって一つ願望するならば、運転区間を加茂から神戸或いは西明石あたりまで伸ばしてくれれば・・・》。
なお「直通快速」充当車両変更のもととなったとされる、JR東西線・北新地駅に於けるホームドア設置についてですが、JR西日本の2月(2011年→今年)定例社長会見とネット上に挙がってきている各種レポート記事類から、今年のJRグループ定例ダイヤ改正施行日からドア開放状態の”固定柵”という形で使用を開始している模様で、今月27日(3月27日→次の日曜日)に本格運用を開始する予定となっています。
この設置には約3億5千万円かかっており、うち約2億円を国と大阪市がそれぞれ折半負担、残りはJR西日本が負担している模様。
それで、既に形の出来上がっている北新地駅に於けるホームドア本体をとらえた写真画像もネット上にアップされてきているわけですが、眺める限り、山手線内に於いて昨年6月26日から既に運用を開始している恵比寿駅、そして同じく昨年の8月28日から運用開始している目黒駅に於ける両ホームドアと似たような感じの造りになっていて、ドア開閉部の傍らに貼られている標識ステッカーの様式もまた似たような感じになっていました。
また、恵比寿・目黒両駅に設置された両ホームドアの場合、ホーム上部にもドア開放を示す標識灯がセットで取り付けられていて、ホームドアを開けるとそれが点灯する仕組みになっていますが、今度北新地駅に設置されたホームドアのシステムもまた同様の仕組みになっているか否か、気になるところです《現時点で入ってきている情報だけでは何とも言えませんが…》。
なお、来年度(2011年度)中には北新地の京橋方隣接駅で、JR東西線内では北新地に次いで乗降客数の多い大阪天満宮〔地下鉄線(南森町)乗換駅〕にもホームドア設置が予定されています───北新地駅に於けるホームドア設置による成果を期待していようと思います。
いつのことになるのかわかりませんが、せめて一度だけでも、4つドア車に置き換えられた「直通快速」を利用して大阪(北新地)に出てみようと考えている今日この頃です。
◎ 参照記事(本文中紹介分を除く)
『おおさか東線経由の直通快速が207系に』
『おおさか東線「直通快速」207系へ置き換え』
『2月定例社長会見』
『来春、大阪・北新地駅にホーム柵 JR西在来線で初』
『乗降客の安全守る 北新地駅に可動式ホーム柵』
『・・北新地駅』
『北新地駅にホームドア設置』
『山手線恵比寿駅のホームドア(使用開始初日)』
『恵比寿駅1番線に設置されているホームドアとホームドア関係の表示機』
『山手線目黒駅ホームドア ~開扉・閉扉~』
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「北新地駅の可動式ホーム柵(ホームドア)、使用開始──JR東西線、3月27日。車両側ドアとの連携無し(手動操作)か」
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こんばんは。
従来223系で運行されていた直通快速が207系に変わったのですね。
北新地駅のホームドアの都合のようですが
今まで転換クロスシートで優雅に移動できたのがロングシートの通勤型電車に変わったので
すこし残念な気がします。(>_<)
でも207系のロングシートはゆったりとしているので
それがせめてもの救いだと思います。
自分も一度大和路線で207系に乗ってみたいです。
投稿: えびちゃん | 2011年3月22日 (火) 20時59分
えびちゃんさん、こんばんは。
こちらからのレスが遅くなってしまい、どうもスミマセン。
仰るとおりですね。
223系直通快速───おおさか東線開業から約3年間という短い間でしたが、私も2~3回ほど利用した覚えがあります。
加えて外からも大和路線を走る223系直通快速を幾度か目の当たりにしたこともあり、普段は221系や103系、201系が走る大和路線に於いて目の当たりにする、ステンレス車体をした223系の走る姿は一際新鮮味を覚えたものです。
オール・ロングの207系に置き換えられたこと自体は正直ちょっと残念な気がするのですが、207系自体もやはり大和路線に於いて通常見かけることが無いだけに、先日大和路線の踏切で207系を初めて目の当たりにしたときには、やはり新鮮味を覚えました。
私も一度乗ってみたいです。
投稿: 南八尾電車区 | 2011年4月 5日 (火) 21時13分