4代目博多駅ビル「JR博多シティ」新装開業・・・3月3日、九州新幹線鹿児島ルート全線開業9日前。阪急百貨店を核に
福岡県の県庁所在地且つ日本国内に於ける政令指定都市の一つであり、また行政面などに於いて九州島内全体を代表する存在ともいえよう福岡市を代表する駅(中心駅)「博多」。
新幹線ホームをも擁するこの博多駅の顔ともいえる博多駅ビル(博多口側)がこのほど建て替えを完了、昨日(3月3日)、ついに「JR博多シティ」と銘打たれる形で新装開店しました。
JR九州主導の下、工期約5年、総事業費約600億円を費やしてのグランドオープン───博多駅舎としては第4代にあたり、実に48年ぶりの建て替えとなったそうな。
既に「新八代~鹿児島中央」間で先行開業していた九州新幹線・鹿児島ルートの博多までの全線開業を見据え、博多口側にそびえる博多駅ビルの建て替え構想が明らかとなったのは2005年3月31日のこと。
その約1年後の2006年3月、まず駅南寄りにあった旧駅事務室跡の部分から着手。
そして、旧駅ビル時代に約40年も長きにわたって核テナントとして入居していた博多井筒屋が、民事調停を経てJR九州から補償金約45億円を受け取り、2007年3月31日を以て立ち退いたことを受けて、駅ビル本体の解体にも着手《博多井筒屋は立ち退き後に法人解散》。
2008年1月頃から躯体工事に入ったとの話ですが、同年10月、山陽新幹線から”元祖新幹線車両”こと0系車両が引退となる直前に私もそれを外側から追いかけるべく博多にまで足を伸ばした際、博多駅近くのネットカフェで一晩過ごしてからの早朝に再び博多駅に足を運んだ時にには、既にかつての旧駅ビル本体は駅コンコース部分を残して姿を消し、代わりに大型クレーン5~6基程度が姿を現している状態でした。
ちょっと余談っぽくなりますが、これら5~6基程度架設されていた大型クレーンの一つ一つには、当時JR九州で活躍していた特急列車たちの列車名称が描かれたプレートが張り付けられていた様子───何だか、ここ博多駅がJR九州としての拠点駅であることを印象づけるかの如くの光景のように感じたものでした。
本体部分がすっかり無くなっていた博多駅の姿を私自身目の当たりにしてから約1年2ヶ月後の2009年12月22日に最後の鉄骨を組み上げ、棟上げ達成。
その後は外装・内装工事が本格化し、棟上げの翌年・2010年の3月17日には新駅ビルの名称として「JR博多シティ」を採用することを決定、その後も建設工事は順調に進捗し、11月には新駅ビル開業日を「2011年3月3日」と正式に発表───これより前の9月15日に、駅ビル建て替えの直接動機となった九州新幹線・鹿児島ルート全線開業の期日が「2011年3月12日」と正式決定されていましたので、混乱回避のため、この9日前を新駅ビル開業日に設定した・・・という旨の話が伝わってきていたことが記憶に新しいです。
その「JR博多シティ」と銘打たれた新しい博多駅ビル───駅ビルとしての開業日が「2011年3月3日」と正式に決まった昨年11月時点での工事進捗率は既に8割を超えていました。
そして今年に入り、2月下旬に入ったあたりでついに新しい博多駅ビル「JR博多シティ」は完成し〔2月22日に竣工式そして正面大時計の点灯式も〕、3月1日の関係者向け内覧会を経て、昨日、4代目を迎えた「JR博多シティ」こと博多駅ビルは開業となりました。
このようして、旧国鉄時代から分割民営化によるJR発足を経て生き続けてきたかつての3代目博多駅ビルは、核テナントを大阪(梅田)発祥の阪急百貨店に入れ替える等した上で、見事4代目駅ビルへと生まれ変わらせ、そして引き継いでいきました《阪急百貨店にとっては九州初出店》。
0系新幹線車両を追いかけていた2008年10月に私自身が目にした時には本体部分が駅コンコースを残してそっくりそのまま姿を消していた博多駅ビル───思えば、あれから約2年5ヶ月の歳月を経て、文字盤の光る大時計を備えた立派な新駅ビルとなって我々の目の前に現れることとなったわけで、このあたりにも年月の流れというものを意識させられるところです。
旧駅ビル時代にも博多駅を利用した経験のある私として〔そして旧駅ビル横に軒を構えていた博多ラーメン屋のお世話にもなった身として(ん?)〕、何だか懐古の情と新たな時代に向けての流れへの想いが交錯しているところです。
これで、あとはJRグループ定例ダイヤ改正が施行される3月12日に、同日の九州新幹線・鹿児島ルート全線開業に伴い、九州新幹線「つばめ」、そして山陽新幹線との相互直通乗り入れ列車として新規設定される「さくら」と「みずほ」を営業列車として正式に迎え入れるだけとなりました。
博多駅前再開発は鹿児島ルート全線開業後も暫く続く模様ですが、とりあえずは、博多駅の歴史にまた新たな1ページが加えられたことにつき、私自身も祝したいと思います。
◎ 参照記事(本文中紹介分を除く)
『JR博多駅の新ビル開業 新幹線・アジア客取り込みへ』
『JR博多シティ開業、人気店に長蛇の列』
『話題のJR博多シティ全面開業 「商圏はアジア」「阪急の新業態に」』
《→『話題のJR博多シティ全面開業「商圏はアジア」』》
『JR博多シティ、開業初日は22万人 若者衣料やデパ地下が人気』
『全国最大級「JR博多シティ」が誕生』
『「JR博多シティ」開業 22万人詰め掛け』
『つながる九州:博多シティ本格開業 生き字引の地元自治会長「福博一体で」』
『九州の新たな玄関口、新博多駅ビル完成』
『新博多駅、工事進捗率80%』
『全線開業は来年3月12日 九州新幹線鹿児島ルート』
『来春、「JR博多シティ」誕生へ-新博多駅ビルの名称が決定』
『新博多駅ビル「JR博多シティ」、来年3月3日開業へ-JR九州が正式発表』
『クレーンで大発見・・・』
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【関連記事(博多駅ビル建て替えのこと)】
「博多駅の新駅ビル、棟上げ(上棟)式挙行──着工から4年弱。次は内外装工事《10月中旬鹿児島R全区間繋がる》」
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「九州新幹線・鹿児島ルート(博多~鹿児島中央)関連記事専用リンク集──「2011年3月12日全線開業」に至る軌跡」
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