宮古駅駅弁「いちご弁当」そして「魚元」は今───2011年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生から
三陸海岸沿いに位置する岩手県宮古市の代表駅・宮古駅(JR&三陸鉄道)の駅弁の一つとして知られている「いちご弁当」。
私も某青汁メーカー提供のテレビ番組を通じてその存在を知るところとなりました。
ご飯の上にフレーク状に敷き詰めたウニに、スライスされたアワビの煮付け───詰められているご飯自体もウニとアワビの煮汁(→いちご煮の煮汁?)で炊いているのだとか。
この「いちご弁当」を作っているのは、宮古駅にほど近いところに店を構える割烹「魚元」───ここの女将さんが自身の健康のため青汁を飲用しながら、板前さんらと共に、日々店を切り盛りしている光景が前記のテレビ番組の中で紹介されているのを私も見ました。
その魚元で調製された駅弁の一つである「いちご弁当」は、今や宮古駅にとどまらず盛岡駅構内、そして駅を飛び出して東京・京王百貨店に於ける「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」や大阪・阪神百貨店に於ける「全国有名駅弁とうまいもんまつり」、更には熊本・鶴屋百貨店に於ける「全国有名駅弁当とうまいもの大会」にも進出するなど、全国規模で快進撃を続けてきています《尤も盛岡駅構内に於ける販売取扱は2006年に終了した模様との話も聞かれますが…》。
と、ここまで記す私自身、実はまだ1度も口にしていません。
悲しいかな───駅弁を前にして、どうしても自らの懐具合を気にしてしまい、つい駅そば(うどん)やコンビニの握り飯・弁当に走ってしまいがちなところが正直あります。
また、最近では東北・北海道方面に”乗り鉄”をする機会がほぼ皆無だったことも災いしているのかもしれません。
怒られそう・・・どうもスミマセン。
ところが、ちょうど1週間前の3月11日(JRグループ定例ダイヤ改正施行前日)・昼14時46分───今更言うまでもありませんが、東北地方を中心に大地震、それに続いて大津波が襲来。
「2011年東北地方太平洋沖地震」の発生です。
尤も、現時点では、報道機関により「東日本大震災」や「東北関東大震災」、「東日本大地震」等の呼称が使われているように見受けられますが・・・
この震災で三陸海岸沿いに位置する宮古市もまた地震と津波の襲来を受け、岩手県警察本部の発表によると、今日(3月18日)現在で同市に於いて252人の死亡が確認されています。
あの「いちご弁当」の製造元「魚元」は大丈夫なのか・・・
ネット上で調べてみたところ、女将さんを初め板前さんなどお店の従業員全員無事であることがわかりました。
但し店舗のほうはというと、躯体を残して破壊されたとの由。
とはいえ、全員無事であったことは何よりです───私も一安心してます。
心からお見舞い申し上げると共に、相当な時間を要することになるのかもしれませんが、1日でも早く復興を遂げることを祈っています。
◎ 参照記事(本文中紹介分を除く)
『生存情報です!』
『近況報告』
『東日本大震災より1週間』
『おなじみ「いちご弁当」は、料亭の名女将の味!』
『いちご煮弁当 宮古駅(岩手県)』
『岩手県・宮古駅・あわびの駅弁』
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国道45号線を宮古に向かって南下してきたバスは、
小本を過ぎて田老に入りました。
すると、いきなり荒涼とした景色が。
「津波太郎」の別名を持つ田老は有史以来、何度も津波の被害を受けてきました。
特に、明治29年の津波は15mもの高さで押し寄せ、全戸流出。
1859人が死亡、生き残ったのは36人だけでした。
昭和8年にも大津波が襲い、死者911人、生存者は1828人。
この3月3日は現在も村をあげての避難訓練を実施しているそうです。
翌年、関口松太郎町長が村を囲..... [続きを読む]
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ベートーベン
歓喜の歌ドイツ語版(ショパン)
歓喜の歌~ベートーヴェン(混声)

東日本大震災で皆様大変に御難気されていることと、お見舞い申し上げます。
小生三陸の大フアンで年に1回は遊びに行かないと何か物足りなく落ち着きません。
今年も、春に行く予定を立てていた矢先に大震災で、何処へ電話しても連絡が付かずに我慢してました。
今までお世話になった方々の連絡先も判らず、どうしていることかと案じておりましたが、最近のテレビ・新聞等でまだまだ整理が付かない様子を見て悲しくなっておりまする
一日も早く復興して今までのように、遊びに行ける日を心待ちしてますので、皆様健康にご留意して一日も早く行ける日の来るのを楽しみに待ってます。
投稿: 伊藤 誠一 | 2011年10月20日 (木) 10時10分
伊藤誠一さん、こんばんは。
こちらからのレスが遅れてしまいました───申し訳ないです。
本記事で取り上げました宮古駅の「いちご弁当」についてですが、ネット上では「今月(正確には『10月末』)から販売再開予定」との話が聞こえてきています。
私としても、1日でも早く震災からの復興が遂げられることを祈るばかりです。
投稿: 南八尾電車区 | 2011年11月 7日 (月) 17時38分