百済駅に「RED THUNDER」ことEF510形電気機関車初入線──8月4日。新たな歴史つくる
今年のJRグループ定例ダイヤ改正により、いわば「電化された貨物駅」として再スタートを切ったJR貨物・百済駅。
大和路線・平野駅からほど近いところに位置するだけに、私もまた身近な存在として感ずるところのこの貨物駅にまた一つ、初入線を遂げた電気機関車が現れました。
JR貨物に於ける、旧国鉄時代からの生き残り・EF81形交直流電気機関車の後釜的存在とされているEF510形交直流電気機関車です。
去る8月4日、新潟貨物ターミナル始発の百済行き貨物4070列車の牽引機として、富山機関区配置の「EF510-15」が城東貨物線に初入線、そして百済駅に姿を現しました。
あの、稲妻マークが添えられた「ECO-POWER レッドサンダー(RED THUNDER)」ロゴが踊る朱色の巨体が、手前に位置する平野駅を通って百済駅構内に入線───また一つ、歴史を作ってくれました(微笑)
交直流電気機関車の百済入りでは、既に、百済駅電化開業前の去る3月1日にEF81形電気機関車が単機の試運転ながら百済駅に初お目見えを果たしています。
また直流電気機関車についても、同駅電化開業までにEF200、EF210、EF65形1000番台が試運転で百済駅への入線を果たしている他、電化開業当日にはEF66形電気機関車もHMを掲げて駆けつけるなどしています。
そのため、今回のEF510形電気機関車の百済入りで、関西圏で活躍しているJR貨物の電気機関車は一通り城東貨物線そして百済駅に入ったことになります。
なお、EF510形電気機関車の初百済入り2日前にあたる去る8月2日には、EF65形1000番台電気機関車が、営業列車の牽引機としては初めて、百済駅に入線しています───当日百済駅入りした牽引機は「EF65 1046」だそうですが、この当該機、実は今年1月19日にも試運転のため同駅に単機で来ていました。
何はともあれ、電化されたのを機に急速に近代化した百済駅の姿を改めて目の当たりにした気分です。
◎ 参照記事(本文中紹介分を除く)
『EF210が百済貨物ターミナルまで入線』
『EF81が百済貨物ターミナルまで入線』
『城東貨物線 試運転にEF200-901初入線』
『城東貨物線 EF81が試運転』
『城東貨物線に初のEF65 1000番代牽引貨物列車』
『城貨EL試運転_EF200-5百済行き』
『JR平野駅3.4.線ホーム』
『百済駅(祝)電化開業』
『4071レ_EF510-15城貨線初入線@平野駅上りホーム』
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相次ぐ寝台特急の廃止で存在感が今まで以上に薄くなった日本の機関車。
そんな中でも世代交代は繰り返されていく…
貨物輸送に於いては、東海道本線も山陽本線も東北本線も未だに重要な幹線である事は常識として知っておきたい。
その主力はもちろん機関車!!縁の下の力持ちを応援します。
最近は貨物列車関連の鉄道雑誌もよく見かけます♪まだまだマニアックな分野かも知れないけど、それだけに新たな発見が沢山ありそうです!
投稿: とんじ | 2011年10月26日 (水) 23時38分