JR線直通特急「あさぎり」、小田急60000系「MSE」に間もなく引継──JRダイヤ改正。ヴェール剥がされる時近づく
ここしばらくパソコンに係りきりになってしまい、このブログを留守にしてしまっていました。
パソコンに係りきりとでもいうか、もう少し具体的に言うならば、昨年暮れに購入した中古パソコン本体(元・法人向けPC本体)にパーツを組み入れるなどの改造に係りきりになっていました。
尤も、こうなってしまったのも私自身の要領の悪さが起因しているのですが・・・
何はともあれ、ゴメンナサイです。
ところで、昨年(2011年)暮れ、当ブログでも今春施行されるJRグループ定例ダイヤ改正に関することを一度だけ記しました。
それは、同改正の施行により、大阪を起点とする2本の夜行列車が毎日運転される定期列車としては廃止されるということ───このことに対しては、私自身も正直気落ちしていました。
その一方で、今春施行されるJRダイヤ改正の内容には、私自身も思わず「ついにきたか」と身を乗り出しそうになるものも含まれていました。
それは、小田急・JR直通特急「あさぎり」の運転区間及び運用車両の変更についてです。
何を今更、という声が聞こえそうなところですが───そのことを承知の上で、本題に入ります。
特急「あさぎり」の運転区間については、現行ダイヤでは小田急新宿から松田(新松田)そして御殿場線を経由して東海道本線との合流点である沼津まで運転されています。
それが、今春施行されるJRダイヤ改正により、御殿場までに短縮されます《尤もJRダイヤ改正に呼応するかのように小田急線内でも同日付でダイヤ改正が実施されますが…》。
言ってみれば、1955年の「あさぎり」誕生当時に於ける運転区間(というか1991年JRダイヤ改正以前に於ける「あさぎり」運転区間)に戻る格好となるわけですね。
ただ、これに関しては、以前から、特にJR線区間に於ける乗車率が芳しくないとの声がネット上でも聞こえてきていただけに、ある意味想定内であるように思えました。
それよりも、私自身思わず目を見開かせるもとになったのは、ダイヤ改正後に於ける「あさぎり」の運用車両。
現行ダイヤの下では、小田急20000形特急形電車「RSE」とJR東海が保有する371系特急形電車の2車種が相互に「あさぎり」運用に入る形が採られています。
しかし、2車種ともデビューから20年経過し、老朽化も目立ってきている、などとして、今春施行されるJRダイヤ改正を前に「あさぎり」運用から退かせることを決定。
このうち小田急「RSE」車両に関しては、小田急の他の2形式(10000形「HiSE」・5000形一般車)と共に、ダイヤ改正を前に車両としても運用離脱することが決まり、名実共に姿を消すことになっています。
また、JR東海の371系電車に関しては、昨年2月に受けた全般検査に於いてATS-PTが追設されたことから車両としての引退は当面免れたとみられてきた一方で、「あさぎり」運用引退後の去就も注目されていましたが、一部の地元メディアによる報道によれば、団体列車向けに改装を行い、今秋を目処に再度運用(波動運用か?)に就かせることになっています。
私自身、生憎371系については一度も乗車経験がありませんが〔『YouTube』などを通じてのヴァーチャルな体験で我慢し続けている??〕、小田急RSE車については、この記事を書いている過程で、一度だけデビュー前後に鉄道友の会が開いた試乗会に於いて体験試乗したことを思い出しました。
これら今春のダイヤ改正により退く2車種に代わって「あさぎり」運用に就くことになるのは、2008年のJRグループ定例ダイヤ改正及び小田急線内ダイヤ改正(何れも同年3月15日施行)に合わせてデビューした60000形特急形電車「MSE」。
この新型ロマンスカー車両に関しては、小田急ロマンスカーとしては史上初めて地下鉄(東京メトロ千代田線)との直通乗り入れを実現させた存在ということもあって、デビュー前からテレビなどでも取り上げられるなど話題をさらい、デビュー翌年(2009年)には鉄道友の会から「ブルーリボン賞」が贈られるなど、圧倒的な存在感を示してきています。
私も、デビュー前年に放映された『タモリ倶楽部』(祝地下鉄開通80周年・メトロに乗って綾瀬検車区に行こう!;関西地区に於ける放映時期は生憎失念…)や、鉄道ファンからの写真なども交えた現地報告などを通じて、このブルー基調の「MSE」の存在を印象として焼き付けられるに至りました。
それだけに、今度のダイヤ改正でMSEが「あさぎり」運用に就くとの報せには、特別な想いを抱いたものでした《後記する”隠された装備”のことも影響しているかも…》。
その「MSE」こと60000系ロマンスカー車両───正式デビュー直前にお披露目された時点では、東京メトロ千代田線直通乗り入れに備えてATCも装備されていることなどが紹介されましたが、一部の鉄道ファンにより、JR御殿場線への直通乗り入れに必要な装置も既に取り付けられていることもネット上にて紹介されていました。
JR御殿場線への直通乗り入れに必要な装置───急勾配区間を抱える御殿場線に於ける運用には欠かせない発電ブレーキ用抵抗器と、JR東海管内に於ける新型ATSたる「ATS-PT」車上装置です。
これらの装置は、デビュー当時に於いては公式レヴェルで触れられることはありませんでしたが、車両製造元からの甲種輸送の途上などに於いて一部の鉄道ファンの手によりスクープされた「MSE」の足回りを目の当たりにするなどしているうち、私の知るところとなりました。
デビュー当時に於いて、公式レヴェルでは「御殿場線への乗り入れを想定していない」とされていたものの、私自身、初めから御殿場線への乗り入れも想定していたのでは、と密かに思ったりしていたものでした。
今回発表された「あさぎり」運用へのMSE車充当は、MSE車への抵抗器並びに「ATS-PT」車上装置の装備という事実を、デビューから約4年越しで、公式レヴェルでも事実上認めた格好になるとも言えるでしょう。
まさしく「MSE」の本領、ようやくここに発揮ということになるわけですね。
鉄道友の会から「ブルーリボン賞」が贈られるなど注目される一方で、座席が固くて乗り心地が悪いとの悪評も聞かれる小田急60000系「MSE」。
既に御殿場線内に於ける試運転が繰り返し実施されているほか、試運転開始直前の去る1月13日から14日にかけては、6両編成1本が日本車輌に於いて追加で新造され甲種輸送されてきているとの報せも入ってきています。
淡いブルーを基調とするMSE車の、JR線内に於ける営業運転デビューは、間もなくです。
◎ 参照記事(本文中紹介分を除く)
『小田急「MSE」が甲種輸送される』
『【JR貨+小田急】ロマンスカー・MSE(60000形)甲種輸送』
『[小田急トピックスレポート]新型ロマンスカー60000形(MSE)お披露目会 車体詳細写真』
『ATS-PTを搭載した371系』
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小田急線10000形ロマンスカーHiSEは、小田急開業60周年を記念して1987年にデビューしたハイデッカー車両で、鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞している。 [続きを読む]
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ベートーベン
歓喜の歌ドイツ語版(ショパン)
歓喜の歌~ベートーヴェン(混声)



特急「あさぎり」は結局元に戻ることになったのですね。
沼津まで延伸された1991年はちょうどバブルの末期で
なかなか予約がとれないと鉄道雑誌で読んだことがあります。
それから21年
日本は出口の見えない不況に突入し
「あさぎり」は値段の安い高速バスに押されるようになりました。
こうしてみると小田急20000形とJR371系は日本の景気に振り回された感じがしますね。
投稿: えびちゃん | 2012年1月24日 (火) 00時12分
えびちゃんさん、こんばんは。
こちらからのレスが遅れてしまい、申し訳ないです《毎度…》。
う~ん、鋭いですね。
仰るとおり、今日に至るまで「あさぎり」は日本の景気に翻弄されながら運転されてきたのかもしれないですね。
今度の改正で1991年ダイヤ改正前の姿に戻ると同時に〔尤も列車種別まで戻される(特急→急行;JR線内のみ)ことはありませんが…〕充当車両も60000形「MSE」に全面置き換えとなりますが、当該車両に関しては、車両自体の性能面で評価する人を見受ける一方で、あまりの座席の硬さに辟易する人も現れてきているだけに、ダイヤ改正後、「あさぎり」に対する更なるイメージダウンにつながりはしないか、ちょっと心配です。
投稿: 南八尾電車区 | 2012年2月 7日 (火) 00時23分