「第九」話題・2012年度1号【2】”第九ひろしま2012”──募集要項、昨年と2点変更有。ソリスト陣は錦織以外外国人
前回掲載記事より、今年度(2012年度)に入ってから現時点に於ける「第九」に纏わる話題についてお届けしています。
その前回掲載記事では、今年で30回目を迎える大阪「サントリー1万人の第九」についてとりあげました。
その「1万人の第九」について、このゴールデンウィーク期間中、ウィキペディア内当該イヴェント解説ページの改訂に取り組んでいました。
極力現況を反映させるべく大幅な加筆修正を行ったほか、新たに「佐渡裕と10,000人の交換絵日記」(過去残存分の紹介含む)などの項目を追加しました。
自分でいうのも変ですが、突っ込まれどころ(というかツッコミどころ)豊富なページになってしまっているような気がしないでもない───是非一度ご覧いただいて、もし事実と異なる記述などを発見した方は、遠慮なくツッコミを入れてもらえれば助かります。
さて、今回は、今年に於いては「1万人の第九」の1週間後に開催される広島「第九ひろしま」(第28回公演→”第九ひろしま2012”;公演期日「12月9日」)に纏わる話題についてお伝えします。
先日に当ブログでも紹介しましたが、今年は2月下旬頃に早くも開催を告知するなど、異例なまでに早いうちから主催者側に於いて目立った行動をとり始めています。
その告知時点では、公演指揮者として、広島出身の指揮者で大阪フィルハーモニー桂冠指揮者などの称号を保有する大植英次が招請されること、「第九」ソリスト陣のうちテノール独唱として出雲市出身の著名なテノール歌手・錦織健が招請されることが決まっているのみでした。
その後、4月下旬になって「第九」ソリスト陣の残り3名の陣容が固まったとともに、合唱団員募集要項も発表となりました。
その、錦織以外の陣容を見て目が点に───なんと、皆、外国人歌手!
ソプラノ…アンナ・ガブラー アルト…スザンネ・シェーファー 《※》 テノール…錦織健 《既報》 バリトン…ヴィルヘルム・シュヴィングハンマー |
【備考】 ※=本イヴェントの公式サイト上(5月8日現在)では「スザンネ・シェファー」と表記されているが、検索エンジンによる検索結果から、同人名が表記された他のWebサイト上では殆ど全てが「スザンネ・シェーファー」表記となっていることから、後者表記とした |
主催者のひとりたる中国放送(RCC)、財務状況は大丈夫か!
思わず心の中でそう叫んでしまいました───あ、勿論声には出さなかったんですけどね。
でも、ネット上にアップされているポスター(というかチラシ!?)はメラメラと燃ゆるが如くの真紅を基調につくられていることから、主催者側の並々ならぬ決意の表れ、という捉え方も出来そうなところ。
そうなると、次は具体的なプログラム構成に注目が移りそうなものなのですが、これに関しては公演チケット前売りが始まる前後、つまり秋口ぐらいにならないと発表されないでしょうから、それを待つしか無さそうですね。
で、併せて合唱団員募集要項も発表されていますが、現時点では大まかな内容にとどまっており、レッスン(練習)日程や、募集要項にかかるFAQ集については未だアップされていません。
募集開始となる6月1日前後になれば、より詳しい内容の募集要項がアップされることと思いますので、それを待つとして・・・
とはいえ、現時点で発表されている範囲に於いても、昨年開催分までと異なる点が2つ見受けられます。
一つは参加料(参加・レッスン料)───「一般」区分のみ昨年比1,000円値上げとなっています《昨年5,000円→今年6,000円》。
この値上げに関して、今回私がとやかく言うことは無いです《ふと、今年の公演指揮者と「第九」ソリスト陣の顔ぶれの豪華さが背景にあるのでは、と考えてしまったけど、違うのかな…》。
もう一つは応募受付期間。
「第九」初心者向けの応募受付期間のみ、昨年より1ヶ月短縮されて「8月31日まで」とされています《昨年開催分までは「9月30日まで」となっていた》。
「第九ひろしま」のレッスンスケジュールは、例年、「第九」初心者対象の「パート別練習」が9月から10月の2ヶ月間組まれ、それに引き続き「第九」経験者も交えての「混声練習」が11月から本番直前まで組まれていますが、昨年開催分まで、経験者向け応募受付が「混声練習」開始前に終わる格好になっている一方、初心者向け応募受付が「パート別レッスン」開始後も約1ヶ月間続いてきていたことから、この約1ヶ月間のタイムラグが合唱全体の出来具合に及ぼす影響というものを、主催者側として憂慮していたのかも・・・
まぁ本当のところはどうなのか、何ともいえませんけどね───ただ、可能性として、そのように考えてしまった次第。
一方で、「第九ひろしま」では5年前の第23回公演(第九ひろしま2007)より、「第九」初心者を対象に、通常レッスンに先駆けて「ビギナー体験レッスン」を設定しており、主催者側ではこれを合唱参加応募を検討してもらう場と位置づけていることから、仮に今年も設定されることになった場合、今回の「第九」初心者向け応募受付期間の短縮変更によってこの「ビギナー体験レッスン」の存在意義が増すかもしれないですね。
何はともあれ、今はレッスンスケジュールなども含めた、より具体的な合唱団員募集要項がネット上にアップされるのを待つのみです。
ついでに、桂冠指揮者という称号を得て大阪フィル音楽監督を辞した大植の、現在の身分(何処何処のオーケストラの音楽監督になっているとか…)も気になる───それは余計なお世話?
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