「第九ひろしま2012」合唱団員募集チラシDM発送開始──中国放送。「青春18きっぷ」24年ぶり使用不可、その影響
3日前にあたる去る5月22日の出来事になりますが、広島「第九ひろしま」の今冬開催分(第28回公演→「第九ひろしま2012」)に係る合唱団員募集パンフレット類を、昨年開催分(第27回公演→「第九ひろしま2011」)までの過去3回分への合唱出演者に向けてDM発送したことが発表されました。
これは「第九ひろしま」を実質的に主導している中国放送(RCC)事業部が、RCCサイト内に開設している『広島イベントブログ』に於いて去る5月22日付で掲載した記事を通じて明らかにしたものです。
記事では、直近3年間(2009~2011年)に開催された「第九ひろしま」に合唱出演した人に宛てて、掲載日当日(つまり5月22日)にメール便にて発送したことを告知しています。
メール便の場合、発送から配達に至るまで最短で概ね2日間要しますので〔つまり配達は最短でも概ね発送の翌々日〕、昨日(5月24日)以降に順次対象者の手許に届くものとみられます。
一方、RCCサイト内設置の『RCCイベントガイド』サイト内に特設されている今冬開催分に係る公式サイトでは、昨日時点に於いて、参加料など募集要項の大要について掲載されているものの、レッスン会場やFAQ集については未だアップされておらず、今回の過去合唱出演者宛のDM発送が、事実上、レッスン日程なども含めた詳細な合唱団員募集要項の発表となります。
ところで、今年は8年ぶりに第2日曜日に開催されることになっていますが、一つ、ちょっと困った問題が判明しています。
とはいっても、これは「第九ひろしま」の運営自体とは関係ない話であり、地元・広島県内からの合唱参加者にはほぼ無関係なことなのですが───影響を受けるとすれば、遠隔地からの合唱出演者ということになるでしょう。
いや、在住地にかかわらず一般的な合唱出演者にはちょっと縁の無いことなのかも───私のような変人、じゃなくて鉄道好きでなければピンと来ないかな。
何かと言いますと、今冬の「第九ひろしま2012」に於いて・・・
広島入りに際して
「青春18きっぷ」が使えない
ということなのです。
先に記しましたように、今冬の「第九ひろしま2012」は8年ぶりに第2日曜日に開催されることになっていますが、具体的な公演期日で示しますと「12月9日(日)」となります。
一方、「青春18きっぷ」は、ご存じのように、学校の春・夏・冬の各休み(長期休暇期間)に合わせて発売されてきており、冬季発売分に関しては、現在に於いては例年、以下に示すとおりに設定されています。
【発売期間】 12月1日~12月31日 【利用(使用可能)期間】 12月10日~翌年1月10日 |
現時点では今年の冬に発売される分に関して公式には何も発表されていませんが、仮に例年通りの設定期間(上記期間)にて取り扱われることになった場合、今冬開催される「第九ひろしま2012」に関しては、公演期日が上記「利用期間」から外れてしまうことになります。
設定された公演期日が「青春18きっぷ」の冬季利用期間から外れるということになりますと、これは「第九ひろしま」史上唯一第1日曜日(公演期日「12月4日」)に開催された「第九ひろしま'88」(第4回公演→1988年)以来24年ぶり2回目のことになります。
余談になりますが、この唯一第1日曜日に開催された「第九ひろしま'88」では、これまた史上唯一、海外のオーケストラ(ベルリン放送交響楽団…旧東ドイツ発祥オケ)が管弦楽を務めており、且つ指揮者及びソリスト陣計5名は皆外国人アーティストで固められていました《ちなみに当該公演に於ける公演指揮者は、当時ベルリン放送交響楽団の首席指揮者を務めていたハインツ・レーグナーでした(ちなみに本人は2001年12月没)》。
この、「第九ひろしま2012」の公演期日が「青春18きっぷ」利用期間から外れてしまうことによる影響について記してみますと・・・
各地から広島市内への”足”(公共交通機関)として一般的に知られているものといえば、勿論新幹線(東海道・山陽新幹線)を初めとする特急列車の類や航空機がありますし〔尤も出発地により利用可能な交通機関は異なりますが…〕、最近では比較的に安価に移動出来る手段として高速バス(「路線バス」&「ツアーバス」)を挙げる人もいることでしょう。
しかしながら、2,300円(但し1回あたりの換算額)でJR全線の普通列車(広義の”普通列車”→快速列車を含む)が1日乗り放題となる「青春18きっぷ」は、私にとっても魅力的に映るところ。
例えば私の在住している大阪府内から広島市内に向かう場合を考えますと、この区間に於いては普通列車のみ乗り継いでも約6時間で到達出来ますので、当然の事ながら、片道あたり「青春18きっぷ」1回分で済みます。
これに対し新幹線利用だと、自由席利用であっても片道1万円近く要します《特急料金込み;自由席利用の場合は列車名による金額変動無し》。
これは「青春18きっぷ」1回分換算額の4倍以上に相当し、且つ大都市に所在する標準的なビジネスホテル1人1泊分以上に相当する金額です(沈)
尤も、私の場合には全ての乗車経路がJR西日本管内に収まる格好となっていますので、JR西日本の株主優待券を利用することにより多少の節約は可能でありますが、それでも片道あたり「青春18きっぷ」1回分換算額の4倍近くはかかってしまいます。
正直、今の私の経済状況ではちょっと厳しいデス(撃沈)
ただ、その一方で、再び大阪から広島に向かう場合を例に考えると、「青春18きっぷ」を使って普通列車を乗り継いで向かった場合には、先に記していますように、片道約6時間かかりますが、新幹線利用だと、乗り換えに係る待ち合わせ時間をも考慮しても、片道2時間少々で公演会場(広島サンプラザホール)最寄り駅である新井口に到着出来ます《新幹線で「のぞみ(みずほ)」又は「さくら(ひかり)」を選択利用した場合》。
片道あたり、約4倍の金額で約3倍の速さ───まぁ金額相応ということでしょうかね。
今冬の「第九ひろしま」、マジで応募受付締切ギリギリまで悩み続けることになりそうです。
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第九ひろしまはfacebook立ち上げました。のぞいてください。
投稿: 第九ひろしま事務局 | 2012年9月 6日 (木) 14時29分
第九ひろしま事務局さま、お世話になっております。
facebook内公式ページ開設──大阪や東京の同類「第九」催事では未だ見られないこの取り組みに対し、新鮮味を覚えます。
今後に期待しています。
投稿: 南八尾電車区 | 2012年9月 9日 (日) 19時26分