美祢線といえば、今は無き”大嶺支線”(南大嶺~大嶺)や、2009年まで「宇部岬~重安」間で1往復(宇部線内は編成分割の上2往復)していた石灰石列車などが思い出されるところですね。
このうち”大嶺支線”は私も廃止される直前に乗りに行った覚えがありますが、あの時は雨降りだったような───それでも車内は満員となり、多くのギャラリーと共にお別れ乗車していました《使用されていた車両については殆ど失念してしまっていますが、他の方の写真レポから、両開きドアを備えたキハ30だったみたいですね(ォィ)》。
一方、「宇部岬~重安」間を結び、美祢線にも乗り入れていた石灰石列車、通称”赤ホキ”に関しては生憎実地で目の当たりにしたことはありませんが、市販の鉄道関連CDを通じて”赤ホキ”の放つ独特の線路ジョイント音などを何度も耳にしていて、一時期填りかけたこともありました《今も頭に焼き付いてしまっていますが…》。
この”赤ホキ”廃止を巡っては、とあるブログが現地取材などを根拠に著名な鉄道趣味誌に掲載された”赤ホキ”関連レポートの類に異議を唱えるなど色めき立つこともありましたが、美祢線のシンボルの一つとして生き続けてきた”赤ホキ”の廃止に一抹の寂しさを禁じ得ないでいたものです。
そんな美祢線ではありますが、既に周知されていますとおり、昨年7月の集中豪雨により橋梁・路盤流失が相次いだ影響で全線運休に追い込まれるという憂き目に───以後はバスによる代行輸送が採られ、今日に至っています。
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